2013年06月26日
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2013年06月26日01:29 Comment(6)
トマトひやかけ@さぬ一

トマトひやかけ@さぬ一
さあ火曜日はさぬ一の今週のエコメニューが始まる日です。 ここのところタイメニューが続いて
いたんで、ちょっと辛くないメニューを考えてみました。

数年前から真夏にきりりと冷えたすこし酸味のあるひやかけが食べたいと思ってたんです。
昨年冷たいカレーはりんご酢を使ってバッチリだったんですが、出汁が繊細なひやかけは
グルタミン酸の多いトマトを使ってみたかったんです。
ひやかけ出汁にトマトのスライスを浮かべたぐらいじゃ、酸味と旨味の一体感に欠けるのは
分ってるんで、数年前の技術では手も足も出なかったんです。
昨年からトマトを使ったメニューを次々に成功させているさぬ一の大将ですから、今年こそは
喉が鳴るようなひやかけを作れると思います。
かなり気温に依存する食べ物なんで、時期的にはまだ早すぎるんですが、トマトの甘味が
十分になった今、夏の準備と言うことで先週から試作に取り掛かったんです。


やるからには、トマトベースじゃないと意味がないんで、出汁はトマトを裏ごしして取ります。
イノシン酸を加えるために、いりこの水出しを加えてみました。 レモンをトマトと同量ぐらい
使えばバッチリ風味がでるんですが、コストが合わないんで別の道を探ります。
トマトの青臭さを消すために、オリーブオイルを入れてみたんですが、ガスパチョと違って
出汁が繊細なため、一滴オリーブオイルを入れただけでトマトの風味まで飛んでしまいました。
トマトの酸味に対して、もう少しいりこの風味を出してみたらどうかと、素揚げのいりこを浮か
べてみると、これがバッチリだったんで、フードプロセッサーで粉砕した物を加えることにし
ました。

甘味が少し欲しいので、ホール缶のトマトを少し加えて、ナンプラーで塩味を調整します。
試食ではバッチリの出汁になったんで、後は本番でお客さんの意見を聞きながらバランス
を調整しようというところまで仕上がりました。
試食で出汁をあれこれ試すと、塩加減がわからなくなるんです。 やはりお腹の減った
状態で、一玉を食べ切った状態でないと体が要求する塩味が分かりません。
今日は大将が味を調整して、結構良い線までいってます。 繊細な出汁なんで塩加減
の管理が難しいですが、真夏だとすこししょっぱいぐらいがベストになるハズです。
今日は、素揚げのイリコをフードプロセッサーで粉砕したところ、天ぷら油が災いして粉が
パラパラにならなかったんで、明日はフライパンで炒った物を粉にすることにしました。
イノシン酸をもう少し増やすために、冷しゃぶの豚肉も乗せることに。 いりこの風味と
トマトの酸味のマッチング的には申し分ないんで、あと少し風味と言うか香りと言うか
なにかを足して真夏バーションを完成したいと思います。
トマトって、まるで鰹でとったような良い出汁が取れるんです。 まだ真夏のように喉が
鳴ると言うところまではいかないと思いますが、トマトのすごさをこのメニューで実感して
みてください。 なにかもう一味を思いついた方は、その場で大将にでも、{^L^}のブログ
の書き込みでも良いので教えてください。 試してみます。

もうひとつのエコメニューは、鶏肉をココナッツミルクで煮た、タイメニニューで言うと
トムカーガイですかね。 最初はパッタイうどんにしようかと言ってたんですが変更した
ようです。

これはココナッツミルクで鶏肉を甘く煮込んでありますね。 コブミカンの葉も入っていて
風味も本格的です。 先週グリーンカレーを食べた方は、舌が辛味を捜してしまうと思い
ますが、辛いのが苦手でグリーンカレーを指を咥えて見ていた方にはバッチリですよ。
250円でタイ旅行気分が味わえます。
今後もタイシリーズを開発していく気満々の大将は、パクチーやらバジルを菜園して
ます。 コブミカンも植えるんだとか。(@@)

自家菜園だからこそ、250円と言う超激安価格で本格的タイ料理が作れる訳ですが
手間を価格に上乗せしない、さぬき文化はお客さんに喜んでもらって初めてなんぼの
もんですから、タイシリーズを食べた方は、出来るだけ感想を大将に伝えてください。
良いコメントは励みに、辛口のコメントは進化に役立つんで遠慮なく言ってくださいね。(^^v
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さぬき一番一宮店 四国新聞さぬきうどん遍路のページ
住所: 香川県高松市三名町105-2 地図
電話 087-889-7433
営業日 月曜日定休
営業時間 10:00~21:00
この記事へのコメント
昨日は、タイカレーセット&ココナツミルクうどん喰いました。
ボリューム有り過ぎってのは分かってましたけど、どうしても両方いきたかったもので・・・。
タイカレーは確かに辛いですが、あの辛みはやみつきですね。
昔からタイカレー・・・というか東南アジア系のカレーが大好きで、いなばのタイカレー缶詰を大量に買い置きしてるくらいですが、さぬイチであの値段であのクオリティのものを喰えるのは、すごいの一言です。
ココナツミルクの方も酸味が調整されてていいですね!ココナツミルクはトマトと非常に相性が良くて、ブラジルのムケカという料理もココナツミルクとトマトとデンデ油というパームオイルの一種で作られているんですが、これまたサイコーに美味いんですよ。
ボリューム有り過ぎってのは分かってましたけど、どうしても両方いきたかったもので・・・。
タイカレーは確かに辛いですが、あの辛みはやみつきですね。
昔からタイカレー・・・というか東南アジア系のカレーが大好きで、いなばのタイカレー缶詰を大量に買い置きしてるくらいですが、さぬイチであの値段であのクオリティのものを喰えるのは、すごいの一言です。
ココナツミルクの方も酸味が調整されてていいですね!ココナツミルクはトマトと非常に相性が良くて、ブラジルのムケカという料理もココナツミルクとトマトとデンデ油というパームオイルの一種で作られているんですが、これまたサイコーに美味いんですよ。
Posted by boneco at 2013年06月26日 08:48
boneco さん>
グリーンカレーもその日によってコクに違いがでるようですが
基本的にパンチのあるカレーなんで、ブレは気になりません。
ブラジルのムケカは食べた事がない料理ですが、レシピ的には
、難しいところはないですね。
メキシコのチリコンカーンは近々やるつもりなんで、お客さんの
反応がよければ、ブラジルのフェイジョアーダなんかも視野には
いれてました。
ムケカはうどんと相性が良さそうなんで、是非やってみたいと
思います。 ローリエをコブミカンの葉とかで代用すればほとんど
材料は揃ってます。
できたら味見してくださいね。 (^^v
グリーンカレーもその日によってコクに違いがでるようですが
基本的にパンチのあるカレーなんで、ブレは気になりません。
ブラジルのムケカは食べた事がない料理ですが、レシピ的には
、難しいところはないですね。
メキシコのチリコンカーンは近々やるつもりなんで、お客さんの
反応がよければ、ブラジルのフェイジョアーダなんかも視野には
いれてました。
ムケカはうどんと相性が良さそうなんで、是非やってみたいと
思います。 ローリエをコブミカンの葉とかで代用すればほとんど
材料は揃ってます。
できたら味見してくださいね。 (^^v
Posted by {^L^}
at 2013年06月27日 01:18

ムケカは料理的には全然難しいモノではありません。
具には海鮮を使う事が多いのですが、下ごしらえの際に塩コショウとレモン(ブラジルではリマォンといってレモンとライムの間みたいなのを使います)で少し漬け込むのですが、この際の酸味が後々決め手になってきます。それと要素として大きいのはパセリとオイルですね。デンデオイルという個性のあるものを使うのが通常ですが、結構合わない人はお腹にきますので、風味の強いオリーブオイルで代用できます。多少弱いですが。
フェジョアーダはブラジルでもしょっちゅう食べるモノではありませんね。常にはフェジャオンというフェジョアーダから塩漬け肉を抜いたものを食べます。
塩漬け肉は結構、胃にもたれるものなのでフェジョアーダはたまにしか作りませんでした。あるいはレストランに行って食べる時くらいですね。
塩漬け肉の代わりに、塩味の濃いリングィッサという生の腸詰めを使ったりもします。
ただ、フェジョアーダもフェジャオンもベースの味が豆ベースという事で味がかなり淡白なんですよね。相当なアレンジを加えないと、うどんには厳しいかもしれません。
自分がムケカ作る時、余ったムケカに生クリームを足して調味してパスタと絡めて食べたりします。これは日本に戻ってきてから考案したものです。
具には海鮮を使う事が多いのですが、下ごしらえの際に塩コショウとレモン(ブラジルではリマォンといってレモンとライムの間みたいなのを使います)で少し漬け込むのですが、この際の酸味が後々決め手になってきます。それと要素として大きいのはパセリとオイルですね。デンデオイルという個性のあるものを使うのが通常ですが、結構合わない人はお腹にきますので、風味の強いオリーブオイルで代用できます。多少弱いですが。
フェジョアーダはブラジルでもしょっちゅう食べるモノではありませんね。常にはフェジャオンというフェジョアーダから塩漬け肉を抜いたものを食べます。
塩漬け肉は結構、胃にもたれるものなのでフェジョアーダはたまにしか作りませんでした。あるいはレストランに行って食べる時くらいですね。
塩漬け肉の代わりに、塩味の濃いリングィッサという生の腸詰めを使ったりもします。
ただ、フェジョアーダもフェジャオンもベースの味が豆ベースという事で味がかなり淡白なんですよね。相当なアレンジを加えないと、うどんには厳しいかもしれません。
自分がムケカ作る時、余ったムケカに生クリームを足して調味してパスタと絡めて食べたりします。これは日本に戻ってきてから考案したものです。
Posted by boneco at 2013年06月27日 08:44
ああ、てるてるぼーずが食べたときには、スライストマトが入ってなかった(/_;)
入ってたら、ちょっと印象が違っただろうな~(@_@)
時間が無かったので、急いで記事を見て、ちゃんと文章を読めて無かったのも
ちょっと後悔(^_^;)
酸味にビックリしたけど、旨みもすごくたっぷりで、カラダに優しい感じですね~(*^_^*)
進化した物も楽しみです♪
入ってたら、ちょっと印象が違っただろうな~(@_@)
時間が無かったので、急いで記事を見て、ちゃんと文章を読めて無かったのも
ちょっと後悔(^_^;)
酸味にビックリしたけど、旨みもすごくたっぷりで、カラダに優しい感じですね~(*^_^*)
進化した物も楽しみです♪
Posted by てるてるぼーず at 2013年06月28日 00:57
てるてるぼーず さん>
普通のうどん屋でトマトひやかけと言えば、普通のひやかけに
トマトが乗った程度でしょうけど、さぬ一に限ってはそんな単純な
メニューは出しません。 \(^^;)
真夏用に開発中のトマト出汁のひやかけですが、今のうちに
お客さんの感想を集めようと出したんです。
気温が35度ぐらいになるとずいぶん違った食味になると
思いますが、課題はもう少しトマト以外の香りと旨味を出す
ことなんです。
普通のうどん屋でトマトひやかけと言えば、普通のひやかけに
トマトが乗った程度でしょうけど、さぬ一に限ってはそんな単純な
メニューは出しません。 \(^^;)
真夏用に開発中のトマト出汁のひやかけですが、今のうちに
お客さんの感想を集めようと出したんです。
気温が35度ぐらいになるとずいぶん違った食味になると
思いますが、課題はもう少しトマト以外の香りと旨味を出す
ことなんです。
Posted by {^L^}
at 2013年06月28日 01:32

boneco さん>
今日、パームオイルはカルディで買ってきました。
まずやし油で作って、赤い色さえなにかで出せれば
製品版はオリーブオイルになると思います。
ムケカと麺の絡み具合によっては、生クリームとか
足す場合も出てくるかも知れません。
いずれにせよ、週末にかけて試作するんで、試食に
寄ってみてくださいね。
今日、パームオイルはカルディで買ってきました。
まずやし油で作って、赤い色さえなにかで出せれば
製品版はオリーブオイルになると思います。
ムケカと麺の絡み具合によっては、生クリームとか
足す場合も出てくるかも知れません。
いずれにせよ、週末にかけて試作するんで、試食に
寄ってみてくださいね。
Posted by {^L^}
at 2013年06月28日 01:37

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