2019年05月25日
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2019年05月25日08:00 Comment(0)
わら家
わら家
釜揚げの旅、ここでちょっと本家の味を思い出すべく、屋島の【 ざいごうどん わら家 】 へ行って
みましょう。・゚・。・゚・。・♪
高松っ子の{^L^}としてはやはり、このわら家の釜揚げが一番しっくりとくるというか、わら家の出汁
が昔の長田に一番近いと思っています。
長田の出汁と言えばガツンと来る昆布の香りと酸味が特徴ですが、最近このわら家でさえも酸味はかなり
マイルドになって来てます。 以前は長田の出汁の特徴は、とっくりから出汁ちょこに出汁を入れる際に
どうしても、指に出汁が付いてしまうのですが、その出汁の香りが一日中指に残るというぐらい香りが
強いものでした。
下に貼ってあるイキイキTVのわら家(さぬきうどん100選)の時、つまり12年ぐらい前はまだこの
ぐらい香りが強かったように思います。 ただその頃でももう酸味は少なくなってました。
昆布の種類が変ったのか、はたまたお客さんが酸味を好まないので、減らしたのかは分かりませんが、
{^L^}自体あの酸味は苦手でした。 でも実際に酸味がなくなると、なんか寂しいというか、もう一度
あの酸味の強い出汁を飲んでみたいと思うので、人間って勝手なものですね。\(^^;)
香の香と比べると、麺の方はわら家は固めです。 固めと言うが、茹で時間の問題だけでなく製麺の時
にそう言う方向性で作ってあるように思うんですが、ひょっとしたらかなり機械化して大型製麺機で
大量に生産する方向になったのかも知れません。
釜揚げなのに、腰がある、腰が強いという感じで、観光客の皆さんには喜ばれるのかも知れません。
うどん界で言われている定説では、本家長田の出汁はその昔、郷土の生んだ料理研究家 【 土居勝 】先生
が監修した出汁だと言われてます。 恐らく料理とは無縁のうどんの世界に、初めてちゃんと出汁をひく
技法を教えたんじゃないかと思いますが、相当良い材料を使ったんじゃないかと思います。
NHKののど自慢で香川にやってきた、宮田輝アナウンサーがこの長田の釜揚げを食べて驚愕し、あちこち
で長田の釜揚げは旨いと宣伝したことで、一躍有名になったとも言われています。
その噂を聞きつけたのか、実際に食べてその味に惚れ込んだのか、わら家は長田から出汁のレシピを
導入して、わら家を創設したということも語り継がれています。
そんなに簡単にレシピを貸すのかという話ですが、わら家の経営は香川の大手企業、加藤海運にルーツ
を持つので、大臣級の頼みとなれば断る訳にもいかなかったというか、四国村の構想に本家長田が協力
したということじゃないかと思います。
いずれにせよ、この釜揚げの出汁が屋島という観光地で食べれるようになったということは、その後の
さぬきうどんの普及にも多大な影響を及ぼしていることは間違いありません。
そんなことを考えながら、釜揚げの旅に備えて、この出汁の味をしっかりと舌に記憶しました。
イキイキTVのわら家
過去のわら家 訪問記 :
1月5日
5月20日
3月13日
1月4日
3月30日
9月22日
9月9日
わら家 四国新聞うどん遍路
住所: 香川県高松市屋島中町91 地図
電話 087-843-3115
営業日 年中無休
営業時間 10:00~19:00 LO 18:30