2017年10月26日
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2017年10月26日08:00 Comment(0)
よしや

よしや
ここのところ、ご無沙汰している飯山の「よしや」へご挨拶。 入り口付近でタスク君に
よく似た体型のスタッフさんを見かけましたが、タスク君の訳はなく違うスタッフさんで
した。







未食の讃岐もち豚のつけ豚を食べたかったんですが、定点観測のために「ひやあつ」に
しました。
南新町に「一福まちなか店」が出来たんで、どうしても自分の中でのスタンダードのいりこ
出汁が「一福舌」になってます。 久しぶりにしっかりと「よしやのいりこ」を舌に覚えさ
せることが出来ました。


昔は、「松岡」と「よしや」の違いを舌に覚えさせるようにしていたのですが、今では
「一福」だけでなく、「山とも」もあるので、ほんと出汁だけテイスティグしたら絶対
どれかのお店は間違ってしまいそうです。汗
麺のテイスティングなら多分間違わないと思いますが、それでも讃岐うどん技能グランプリ
のように、数時間置いた麺で食べ比べると難しいのかも知れません。
いりこも、大羽の場合はそもそも7月ぐらいから今年捕れた新物になるので安定してるハズ
ですが、それ以前は昨年物なので獲れた時期によっては、脂いりこと呼ばれる脂が回って
使い物にならないぐらいに成長したいりこに限りなく近づいていきます。
いかに上質ないりこを確保するかがうどん屋さんの腕の見せ所です。 いりこ屋さんは自分
の買い付けたいりこがどのグレードかよく知ってますが、商売なので若干劣ったいりこも
商品として売らないと食べていけない訳です。
そいう意味で、乾物屋さんと良い関係を築くことが美味しい出汁を取る為には大前提となり
ます。 あっちこっち店を変えたり、値段ばかり気にしていたり、少し物が悪い時でも気づ
かず受け取っていたりすると、「値打ちの分からん大将だ」と、知らない内にいりこの質を
落とされてしまいます。
他業種の珈琲豆の世界を見ていると、喫茶店が新規にオープンする時には最初は良い豆を
持って行っていたのが、段々質を落とされるということを昔よく目にしました。
どんな業界にも多少はそういう事例があるでしょうけど、いりこや珈琲豆はダイレクト
に味に響くので、乾物屋さんと良い関係を築くことがうどん屋の大将の腕の見せ所です。
おそらく、その昔いりこ出汁の最高峰と言われた、観音寺の「岩田屋」なんかは、出汁を
抽出する技術よりも、場所柄、最上級のいりこを手配できてたからじゃないかと思います。
同じ時期に捕れたいりこでも、朝捕れと夕捕れは全然脂の入りが違います。 朝捕れの
方が断然高品質な訳ですが、当然漁場でも違いが出るわけで、岩田屋はそういうなかで
ベストのいりこを入手してたんじゃないかと思っています。
久しぶりによしやのガツンとした「いりこ出汁」を飲んで、遠くは伊吹のいりこ漁に思いを
はせてしまいました。
過去のよしや 訪問記 :
2月13日

4月14日

9月2日

7月1日

1月29日

8月28日

3月26日

純手打ちうどん よしや
住所: 香川県丸亀市飯野町東二343-1 地図
電話 0877-21-7523
営業日 火曜日定休
営業時間 7:00~15:00