2015年11月01日
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2015年11月01日08:00 Comment(3)
讃岐らーめん@川内屋

讃岐らーめん@川内屋
先日の川内屋のいりこラーメンの衝撃的な旨さが忘れられなくてまた行ってしまいました。
ブログネタ的には普通、2週間ぐらい空けるところですが、毎晩夢に出るんです。\(^^;)
いやホントそれぐらい美味かったんです。 醤油系というか、いりこ系というか、あっさり系
というか、こういうすっきりとしたクリアなスープでここまでインパクトがあるラーメンは初
めてです。



前回の書き方が悪かったのか、記事を読んだ麺友インディー君が、どれどれと食べに行ったそう
ですが、メニューの張り紙を見て、ラーメンがいりこが2倍で、かけラーメンはスタンダードと
いう感じに取ったそうです。
コンフューズしたインディー君はなんとインド麺を食べたんだそうです。オイオイ
川内屋のような製麺所系のラーメン屋がそんなに何種類もスープを用意することはないので
当然、ラーメンとかけラーメンはスープも麺もすべて同じでトッピングのチャーシューが50円
で付くか付かないかの差だけなんです。

だから、かけラーメンもスープはいりこ2倍な訳ですが、このスープがあまりにも主役過ぎて
チャーシューが要らないというか、無いほうがいりこスープを楽しめるんですよね。
逆にわかめが凄くスープと相性がよくて、わかめラーメンというのが有っても良いぐらい。
そうそう、シナチクは良く合います。

前回も書いたように、これぞ讃岐ラーメンと呼ぶには、まず讃岐ラーメンの定義を決めなけ
れば、いけないところですが、うどんのような麺が主役のラーメンこそが讃岐ラーメンだと
唱える人も、まあこのラーメンを食べれば、納得すると思います。
麺が主役のラーメンと言ったって、現実には讃岐には手打ちだとか、うどんのような腰の
ラーメンと言うのは数えるぐらいしかなかったと思います。
基本的には、讃岐のラーメンは中華そばの延長で、鶏がらスープに魚介、つまりいりことか
鰹、昆布の旨みを足した、醤油系のあっさりラーメンですよね。 スープが甘いのも特徴。
となると、まさに川内屋のラーメンは讃岐の中華そばの延長にあります。 ルーツは田村屋
です。
前回も書いたように、県外を含めても、イリコラーメンと言うのは、さぬき人がこうあって
欲しいと願うイリコガンガンのスープじゃなくて、魚粉っぽいスープばかりでした。
考えてみれば、うどん界に置いても、いりこの出汁が美味しくて有名というのは、岩田屋とか
宮川とか、田村神社とか数件です。 宮武系まで含めても10軒あるかないか。
それぐらい、いりこの旨みを完全に抽出できるお店って少ないんです。 いりこ自体が漁が
始まってからどんどん成長して脂も乗って来るので、目と舌で見切って茹で上げないといけ
ない訳です。 鍋に付きっ切りで茹でないといけません。岩田屋で鍋に触って怒られた経験
のある方も多いハズです。
川内屋の大将は、うどん屋出身なので、このあたりが体に染み付いてるんでしょうね。
もう最近では、当たり前過ぎて書くこともなくなりましたが、そもそも川内屋は自家製麺で
売り出した訳です。 まあ自家製麺のラーメン屋さんのようにオリジナルの麺を売りにしよ
うと始めたんじゃなくて、中華そばを安く出すために麺を仕入れるんじゃなくて自家製に
するのが元々のコンセプトだったハズですが、凝り性の大将だけに粉にも気配りして全粒粉
みたいに星が入ってるでしょ。

今はいりこスープが濃くなったんで、小麦の香りが前に出ませんが、以前のスープの時には
それはそれは、小麦の香りの麺だったんです。
おそらく今のいりこスープがグッと来る要因のひとつに、麺自体に香りがある、味があると
いうことも大きと思います。
そういう麺もスープの味に影響を及ぼしていると言う点で、なかなかこの手のすっきりイリコ
スープを出せる店がないんじゃないでしょうか。
このスープズバリ、秘密はふたつあります。 ひとつは、いりこ。 いりこだけ食べる
と全然脂がまわってないのが分かります。

もうひとつは、うどんの出汁もラーメンのスープも、どんなに一生懸命作っても最後に、
もう一味欲しいという事になるんです。そこへ大抵は化調を少しだけ入れて味をシャキッと
させるんですが、川内屋はなんと、高級食材の乾燥ホタテを使うんです。
普通のラーメン屋でさえもめったに使わない高級素材を、一杯300円のラーメンに使うんすよ!
考えられない、信じられないような暴挙ともいえるこだわりですが、おじさんに当たる田村屋
が安価ラーメンで人気を博したのを見て、確信犯でやってますから長期で儲ければよいという
信念からやっているハズです。
これもまさに、讃岐の本質ですよね。
味だけじゃなくてコンセプトも、THE キング of 讃岐ラーメンと呼ぶに相応しいと思います。
と言う訳で、300円のかけラーメンもいりこ2倍のスープですから、これが讃岐ラーメンと
呼ぶに相応しいかどうか、是非味見してみてください。

{^L^}の写真にはいりこが乗ってますが、これはネタで大将に乗せてもらっているだけで
味的にはスープに影響しません。 でもいりこ自体も美味しいし、つまんで食べても良い
ので、大将に有料トッピングとして出すように進言してあります。
試して欲しいのは、カウンターに置いてある、ニンニクラー油と、ニンニクチップです。
まずは、ノーマルのかけラーメンを食べて、途中からにんにくラー油を入れてみてください。
ラー油が浮かんでいる部分を飲むと、ほっぺたをひっぱたかれたようなインパクトがあり
ます。

続いて、ニンニクチップをひとつすくい入れてください。 これも破壊力あります。

いや絶対おかしいっ! このラーメンは600円や700円でも通いたくなるのに、300円ですよっ!
さぬき価格にも程がありますよ。 プンプン\(^^;)
過去の川内屋 訪問記 :
10月27日

3月4日

10月20日

2月22日

9月6日

2月10日

11月25日

11月22日

9月24日

9月16日

7月18日

2月10日

11月26日

3月9日

1月20日

12月18日

川内屋
住所: 香川県木田郡三木町大字池戸2907 地図
電話 087-898-8552
営業日 日曜日 定休 2011年9月から祭日も営業してます
営業時間 11:00~14:00 2016年4月から
この記事へのコメント
「これが讃岐ラーメンです」と人に紹介できるのが昔ははまんどだけだったんですけど、今は波と川内屋もできましたね。
どちらも日々向上してて、まだ伸びしろもあるのが恐ろしいことだと思います。
どちらも日々向上してて、まだ伸びしろもあるのが恐ろしいことだと思います。
Posted by 別腹
at 2015年11月01日 13:56

平日休みにして、日曜営業してくれるともっと通えるのにな~(´ω`)
近くて遠いお店です!(^O^)!
近くて遠いお店です!(^O^)!
Posted by メタル at 2015年11月02日 21:12
こちらを見て久々に二度目の訪問 確かに美味しくなってます♪♪スープを飲み干したいくらい(*^^)v
いんど麺も試してみたいです。
いんど麺も試してみたいです。
Posted by とも at 2015年11月03日 21:01
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