{＾L＾} が食べたもん

第十一回 心禅の会

先日、第十一回心禅の会が開催されました。今回の講師は香川県議会の大山一郎議員です。
まず最初に西村道主から世界の国歌の歌詞のプリントが配られました。他国の国歌のまるで
軍歌のように戦闘的な内容に驚かされましたが、同時に日本の国歌の素晴らしさを再認識し
ました。




『さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで』つまり小石が大岩になり、その大岩に苔が生えて
来るまでの長い間国歌が繁栄しますようにと言う控えめで美しい言い回しです。

出始めの『君が代』の解釈をめぐって政治問題に利用され、ネガティブな意見ばかりが先行
し、表立って国歌を讃えるとすぐ、『お前は右翼か』と、論議になるのは残念な事です。


日本　君が代
君が代は
千代に八千代に
さざれ石の
巌となりて
苔のむすまで



米国　星条旗よ永遠なれ
おお、見えるだろうか、
夜明けの薄明かりの中
我々は誇り高く声高に叫ぶ
危難の中、城壁の上に
雄々しく翻（ひるがえ）る
太き縞に輝く星々を我々は目にした
砲弾が赤く光を放ち宙で炸裂する中
我等の旗は夜通し翻っていた
ああ、星条旗はまだたなびいているか？
自由の地　勇者の故郷の上に！

＊　日本語訳　世界の国歌 WORLD ANTHEM　より

中国　義勇軍進行曲
いざ立ち上がれ　隷属を望まぬ人々よ！
我等の血と肉をもって
我等の新しき長城を築かん
中華民族に迫り来る最大の危機
皆で危急の雄叫びをなさん
起て！起て！起て！
万人が心を一つにし
敵の砲火に立ち向かうのだ！
敵の砲火に立ち向かうのだ！
進め！進め！進め！

＊　日本語訳　世界の国歌 WORLD ANTHEM　より



そんな風潮の中、大山議員はご自身の講演会の冒頭では必ず
国歌を斉唱すると言う国歌の素晴らしさ重要性を堂々と説かれる熱き政治家です。
今回はそんな大山議員の講演と言う事で、天下国家的な講演をされるものとばかり
思っていました。ところが意外にも教育問題、それも繊細な人文科学的なお話が
始まって、一同驚かせれました。

10年前に県義に初当選した際に、折りしも児童虐待が急増しており、なにが原因な
のか研究したのがきっかけで、以後ライフワークとして教育と子育て問題に取り組
んでおられるそうです。




当時ご自身の娘さんも小学校へ入学されたばかりで、体感的な育児経験と、脳科学の
専門書を何冊も読まれたり、実際に著者に会われたりして研究された幼児教育への
信念には感銘を受けました。中でも哺乳類の中で、親子が目と目でコンタクトを取り
ながら授乳するのは人間だけであり、この過程で親子の深い愛情が育まれると言う
お話は正直、目からうろこでありました。


この過程を儲けなかった、儲けられなかった場合が現在の諸問題の元凶で有る頃は
容易に推測が付きます。また大流行のＴＶゲームが及ぼす脳への影響のお話も衝撃的
でした。　

子供が親に褒められた時に脳内に分泌されるドーパミンと言う気持ちがよくなる麻薬
物質が、努力をしなくても、ＴＶゲームをした際、いやコントローラーを握った瞬間に
沸き出てくるようになるそうです。

子供を車内に置き去りにしてまでパチンコに熱中するパチンコ依存症はこの延長線上に
発生する訳です。


後半の福祉大国スエーデンの実情に関してのレポートも印象的でした。　政府が子育て
等をすべて代替わりしてくれるてスエーデンは、傍で見るとの違い決して幸せでは無い
ようです。　

つまり親子のアイコンタクト無しで育った子供は本来の親子の情を形成出来て無いそうで、
物質的に恵まれた老後を得られても、心は満たされないと言う訳です。　

日本を、少なくとも香川県ではをこのようなことが起こらないような行政を行いたいと
言う大山議員の熱い情熱に、県議選挙でＴＯＰ当選の理由を垣間見た思いでした。


とにかく今回の講演内用は是非　子供さん、お孫さんを持つ方に見て欲しいです。
目からうろこと言うより知らないと子育てで大変な失敗をしてしまいますよっ！

是非 YouTunbe をご覧ください。







心禅の会10月の講演のご案内


日　時　 10月15日　（火曜日）
　　　　 午後7時00分 ～ 午後9時00分
会　費　　2000円

場　所　　高松テルサ　（屋島西町）087-844-3511

主　題　　「　香川発の国際協力　」協力隊から民間連携まで

講師　　 JAICA四国支部長　水谷 恭二　講師



心禅の会11月の講演のご案内


日　時　 11月19日　（火曜日）
　　　　 午後7時00分 ～ 午後9時00分
会　費　　2000円

場　所　　高松テルサ　（屋島西町）087-844-3511

主　題　　「　お酒のこと　」

講師　　 西野金陵株式会社常務取締役　西野　寛明　講師



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過去の心禅の会



弟10回　　「　起業と再生を通じ学んだ事　」　ＪＲ四国バス㈱　代表取締役社長　佐野　正　講師


弟9回　　「　新しい物差し　」　木鶏クラブ世話人　矢野博英　講師


弟7回　「　人生の北極星　」　高松中央高校　吉田莞爾校長　講師


弟6回　「　うどん県の観光戦略　」　香川県観光交流局観光振興課の古川課長　講師


弟5回　「　45年間お土産販売をやって　」　株式会社マルシン の川地会長　講師


弟4回　「　都会の幸せ、田舎の幸せ　」　人間科学研究所の池田弘子　講師


弟3回　「　これからの観光　」　香川県観光アドバイザー　竹内守善　講師


弟2回　「　心の時代と観光　」　JA香川県常務理事　矢野博英講師


弟1回　「　サンポート高松トライアスロンから見た高松の活性化　」　
香川トヨペット社長　難波　博司　講師