2024年03月22日
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2024年03月22日08:00 Comment(0)
3月31日で閉店 さぬき一番南支店
3月31日で閉店 さぬき一番南支店
栗林公園の南にある 【 さぬき一番南支店 】 さんが今月末に閉店されるので、最後に味を記憶に焼き付けておこうと行って来ました。
ご存じのように、{^L^}は同じさぬき一番でも、一宮店さんの方へ行っているので、南支店さんへは数えるぐらいしか行った事がありません。 最後に行ったのも20年以上前のことと思います。
南支店と屋号に付いてますが、正確に言うと本家筋のさぬき一番さんではないです。 さぬき一番と言うのは、その昔、昭和38年に、当時勢いのあったうどん屋さん3軒が出資して作った製麺工場、【 さぬき麺業 】 が食べさせるお店を作ろうと発足したのが始まりです。 その際に新たに経営に参加したJR高松駅前の 【 井筒うどん 】 さんの親類の方が開いたのが 【 さぬき一番南支店 】 です。
当時は本格的さぬきうどんが食べれるお店は少数で、さぬき一番は快進撃を続け、10店あまりの勢力となって居ました。 南支店さんは場所が良いこともあって大ヒット。 まだフランチャイズ方式が日本で定着する前の話なので、メニューや内装は各お店とも良く似ているものの、経営方針も個々のお店の裁量でやれる状態でした。
瀬戸大橋ブームもあって、【 さぬき一番 】 は金泉と並ぶ一大勢力となって、巣立ったお弟子さんが全国にさぬきうどんを広めることにもなりました。
その辺りの詳しい事は、さぬきうどん未来遺産プロジェクトの【 さぬきうどん 開業ヒストリー 】 をご覧ください。
https://www.sanukiudon-mirai.jp/history/1471
今から思えば、時代が少し早かったのか、はたまた香川のうどん文化がうどんの微妙な喉越しや安い値段にこだわったからか、丸亀製麺のように全国チェーンにならなかったのは皆さんご存じの通りです。
もし瀬戸大橋ブームが無くて、ゆっくりと右肩上がりの商売を続けていたら、その後のフランチャイズ方式の成熟と共に、香川発の全国チェーンに育ったのではないかと残念に思える部分もあります。
そんな、【 さぬき一番南支店 】 さんも時代の流れで、閉店されることになり、万感の思いで最後の一杯を食べて来ました。
入口を入ったところのカウンターとか、テーブル席や椅子の色、どんぶりに至るまで、一宮店と同じです。 恐らくザルうどんのざるや、釜揚げの器も同じだったと思います。
最後の一杯として、野菜の掻き揚げうどんを選びました。
うどんも出汁も、やはり昔の、一宮店とほぼ同じですね。 当時でも場所柄一宮店よりや少し上品な味付けだったと記憶してますが、今日食べると記憶にあるより出汁がしっかりしてますね。
天ぷらの衣が出汁に溶ける感じもやはりさぬき一番系だなぁ~と思いました。 店内には息子さんでしょうか?まだ若い方もいらっしゃるのに暖簾を下ろされるのは残念ですね。
まあ土地も自分のものだし、もう十分稼いだので、この辺りでゆっくりされたいのかも知れません。 さぬきうどん業界も値上げとか人手不足で、年々厳しい環境になって来ていますからね。
猫屋さんや、青天上さんも今月末に閉店されますが、やはりさぬきうどん界に歴史を刻んだ【 さぬき一番南支店 】 さんの閉店は万感の思いがあります。
こちらは、話題の満福さん。 サンメッセ店の方と飯山店は交互に営業と言う変則な状態のようです。 それも噂さされていたように平日は飯山。土日は高松と言う形態ではなくSNSでどちらで営業するか発表するんだそうです。
SNSはあまり見ない{^L^}には敷居が高いですね。\(^^;)
さぬき一番南支店
住所: 香川県高松市東ハゼ町2−14 地図
電話 087-866-3182
営業日 2024年3月31日で閉店予定
営業時間 10:00--17:00 麺切れ早期終了有り