{＾L＾} が食べたもん

最後のさぬきの夢2000＠大島家

今週末はわかめうどん大島家さんで、さぬきの夢2000の新麦でうどんを打つので楽しみに
してました。　

この間ワークプラザたんぽぽで、新麦の香りの良いのを知ってしまいましたからね。でも
たんぽぽのは夢2009なんです。　

大島家さんは、一般に扱いにくいと言われるさぬきの夢2000を使い続けて、｛＾L＾｝が知る
限りでは、県内でTOPクラスの、さぬきの夢使いに登りつめました。　打つうどんが練り込み
うどんなんで、さぬきの夢2000を使用するお店と言えども評価を受けにくいところがあった
だけで、実力は間違いなくTOPクラスです。

さぬきの夢2000自体も毎年改良されて、初期の夢2000とは別物ぐらいに進化してます。　
ほんと大島家さんの夢2000を食べると、2009より腰があるんじゃないかと思うぐらいです。

当然と言うか予想通り、今回のさぬきの夢2000の新麦うどんは、全粒粉で打ってます。

全粒粉と言う言葉自体が最近よく使われるので、なにか簡単に全粒粉でうどんを打ったように
聞こえると思いますが、うどん用小麦の全粒粉というものは一般には出回ってないんです。

蕎麦のように殻に包まれてない、小麦は全粒で使うには無農薬で育てる事が蕎麦より厳格に
要求されます。
おまけに、現在は小麦を持ち込んで製粉してくれる小規模製粉所が無いですから自分で製粉
する必要まであります。




大島家さんの小麦も知り合いの農家で栽培してもらって先日収穫。　大将自ら天日干しして
製粉しました。　　（　写真はぶーたろうさんのBlogから拝借してます。）

採れたての新麦の上に、全粒粉ですからどらぐらい香りが出てるのか超が付くぐらい楽しみです。

まずは、定点観測のざるで食べます。　何時もはわかめうどんとの二種盛りですが今回は新麦
の香りをスポイルするといけないので、全粒の方だけで食べてみました。




恐らくこのように細麺で打っているだろうと思ってましたが、予想通り極細です。これは茹で
時間を短くして香りが飛ばないようにしてるんです。　今回は4分程度の茹で時間ですね。






細くても腰は凄いです。　香りが強いのが分りますが、付け出汁に全粒の香りと言うかなにか
の成分が出て、いつもの付け出汁の味と少し違って感じます。　それぐらい普通のうどんとは
違いますね。　　大島家さんの付け出汁はみりんが効いてるので、どこまでが全粒の香りか
分らない部分があるのは過去にも体験済みです。


前回全粒粉のうどんを食べた時には、薬味をネギも鰹節も入れない素うどんのひやあつで
食べたのが一番良かったので、二杯目はこれで食べます。





思った通り、このひやあつが大爆発しました。　小麦の香りと言うより、もう蕎麦でも食べて
いるかのような物凄い穀物の風味です。　蕎麦とも違いますが、蕎麦と言って出したらそう
思って食べる人も居るぐらいと思います。





当然腰は蕎麦より凄いですし、喉越しも良いです。　自分で全粒粉を打ったことのある方も
居ると思いますが、風味はともかく、ざらざら感が残るのと喉越しが悪かったと思います。


3年ぐらい前に大島家でもそう言う時代ありましたが、大将が色々創意工夫して現在ではすべて
の欠点を克服してます。

今週は明日の敬老の日にも、この新麦の全粒粉で同じように打つので、全粒粉に興味が
ある方は是非食べてみてください。　惜しくも明日の夜以降にこの記事を読まれた方は次の
チャンスを、大島家さんのBlog を覗いて待ってください。

週末の前に打つうどんの品目が発表されます。　もう夢2000は今あるだけですが、この全粒
は蕎麦感覚なんで、年越し蕎麦の代わりに暮れにも登場します。　蕎麦アレルギーの方に
泣いて喜ばれるそうなんです。

あまりにも心地よい新麦の香りに酔いしれていると、秋津風さんが登場っ！　こりゃ渡りに
船と、肉うどんをお薦めます。　実はこの香りの良いのを更に生かすには、肉うどんが良いと
思ったんです。　まさに肉蕎麦のような香りになるんじゃないかと。

もちろん秋津風さんにも一杯目は薬味なしのひやあつで食べてもらって、二杯目を｛^L^｝と
半分っこします。



思ったとおり、新麦の香りと肉の旨味や玉ネギの香りが良いハーモニーを奏でます。

調子に乗って、だーだーかぁかも投入してみます。　こちらも食べ物としては一段と美味しく
なりましたが、やはり新麦の香りは飛んでしまいました。　だいぶ、だーだーかぁかの特性
が分ってきました。




やはりこの前の、ワークプラザたんぽぽのさぬきの夢2009の新麦うどんと言い、今回のわかめ
うどん大島のさぬきの夢2000の新麦うどんと言い、新麦のうどんと言うのは新蕎麦ぐらいに
価値を見出せます。　折りしも時期的に夏休頃に新麦のうどん粉が出回りますから、これを
県民も楽しみ、観光客にも観光の目玉としてアピールすべきでしょう。

まあもっとも、たんぽぽの飯間さんも、大島の大将もどちらも県下でTOPの夢使いですから
一般のうどん屋さんではここまで香りを引き出せないかも知れません。　でもたんぽぽの
飯間店長はさぬきの夢のうどん講師もされてるんで、是非香り豊かなうどんの打ち方を普及
させて欲しいですね。　来年からすぐにでも観光資源になりそうです。





以前のわかめうどん屋　大島家の訪問記

　　　　　　　　　　　つるむらさき＆紫芋うどん 8月27日　

　　　　　　　　　　　きゅうりうどん 6月24日　

　　　　　　　　　　　つるむらさきうどん 6月19日　

　　　　　　　　　　　ルッコラうどん 6月3日　

　　　　　　　　　　　桜うどん 4月23日　

　　　　　　　　　　　桜うどん 4月15日　

　　　　　　　　　　　桜うどん 4月8日　




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