{＾L＾} が食べたもん

懐石うどん

屋島の山麓にある完全予約制の高級料亭で懐石うどんが始まったと聞いて早速取材に行っ
てきました。

松平公の御子孫にあたる方のお屋敷なので、庄屋さんだった郷屋敷や、酒蔵だった山田家さん
と違い、こじんまりとした小さなお屋敷です。　食事は庭の離れで頂きます。




玄関を入るとすぐ古絵皿が飾られていて、これを見るだけでも価値があります。女将さん
がお迎えしてくれましたが、鼻立ちが通っていて高貴な方は違いますね。(滝汗)　

うぐいすが鳴く庭を愛でながら離れに移ります。　茶室には少し大きすぎるのでどう言う
目的の離れなんでしょうか。　

先付けは目も舌も楽しませてくれます。　京都から招聘した料理長さんが一人で料理から
うどん打ちまでしているそうです。　料理人の打つうどんはどんな味なのか楽しみですね。




料理は見た目もあでやかですが、しっかりとした味つけで京料理ではなく讃岐風にすこし
濃い目の味付けにしているようです。　

お刺身も活け造りとは180度違ったアプローチで、白身は昆布締め、鯛は食べる時間から
逆算して〆てあり、アミノ酸やグルタミン酸といった旨み成分が熟成されています。

アワビは活け造り、中トロは生です。　お客さんが多くないはずなので、歩留まりを考える
ととても高いコストについているはずです。　完全予約だからこそできるんでしょうね。



さていよいよ、メインのうどんが出てきました。　うどんの刺身？　それとも伊勢海老
がど～んと載った豪華版なんでしょうか？

意表を突いて出てきたうどんは葛うどんでした。　しかし奈良から取寄せた本葛なんで
これだけでもうん千円のコストのはずです。(汗)

支払いはカードでできるんでしょうか。(滝汗)　　もし手持ちの現金が足りなければ
大恥ですね。　　そう考え始めると、お尻が落ち着きません。　葛のデザートを味わう
のもそこそこにお会計です。

勘定書きをみると、3500円。　なんや安いやんけ（安堵）　と思ってよく見るとゼロが
一個多かったと言うオチはお約束です。＼(＾＾;)