2015年09月28日
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2015年09月28日08:00 Comment(0)
なかむら屋うどん

なかむら屋うどん
OPENから4ヶ月、ビックネームの重責に押しつぶされそうになりながらも
卓夫大将のDNAを受け継いでいる長男らしく、お父さんと同じようにマイ
ペースを貫いているなかむら屋さん。
麺が命のお店が移転するのは、水が変わる、おくどさんの神さんが変わる
という事から、大将がそのまま移転してでも難しいものです。
あのたくちんでさえ、ほんの500メートル移転しただけで、水とおくどさんが
変わってブラックホールへ吸い込まれてしまったぐらいですからね。
なかむら屋の場合は、特に若大将の独立と移転が重なってますから二重に
大変です。 おまけに飯山のときは麺打ちに集中できたのが、玉取りから
なにまで自分でやらないといけないので、三重苦といったところでしょうか。
開店以来、麺も出汁もそこそこのレベルまで、点数でいうと90点とか95点
ぐらいまでいっているのに、オペレーションの部分で点数を落としていると
惜しむ声を聞きます。
店内の采配ができる人が一人居たらすべて解決するのにもったいないですね。
飯山に居るうちに、内弟子を育てて、その内弟子を引き連れて開業すれば
万事うまくいったと思いますが、なかなかそうはいかないのが現実と言うもの。
うどん屋開業を目指す人は、今なら押しかけ弟子入りするチャンスですよっ!

と、余計なおせっかいから始まる今回のエントリーですが、そうさせたのは
とても嬉しい事があったからです。
ここからは、通常の訪問記。






なかむら屋さんを巡回するのは、いつも12時頃と決めてます。 お客さん
の動きをみるのと、確実に出来たての麺を食べてみたいからです。
その昔、30年ぐらい前に、飯山に美味いうどん屋があると聞いて、近くの
楠見池に釣りに行った帰りに何度か寄ったんですが、噂ほど旨くないんです。
なんだ大したことないやと思っていたんですが、ある時お昼に行ったら、これ
が、旨いのなんのったって驚きました。 それから5年ぐらいしてネットで
色々情報が入るようになって、飯山なかむらの使っている金魚という小麦粉
は、出来立ちは旨いが、足が速いということも分かって来ました。
ちょうどその頃、飯山なかむらがブレークして行列ができるようになり、
好循環でいつも出来立ち=美味しい麺が食べられるようになったんです。
それでもやっぱり閉店間際とかは、出来立ちの時とは全然違う伸びた麺が
蒸篭に並んでいることがあったんで、やはりなかむらは出来立ちを狙えと
いうのが{^L^}の鉄則になってます。
店内では数組がうどんが揚がるのを待っている状態で、まず出来だちが出る
のは間違いありません。 今回は醤油の冷たいのを食べることにしてました。
大将と女将さん ( 奥さんでは無いそうです ) は黒の作務衣とかすりの着物で
もうすっかりうどん屋の大将が板について来ました。
オペレーションの方は、相変わらずで、出来上がったうどんを告げるだけです。
つまり、「 冷たい1玉の方 」とか、「 温かい2玉の方 」と、出来上がった
うどんを読み上げるだけなんです。
ここを、「 最初にお待ちの、冷たい1玉の方、お待たせしました。 」
「 二番目にお待ちの、冷たい1玉の方、お待たせしました 」と一言付け加え
るだけで、お客さん同士が順番を確認して取りに来てくれるので、色々な方が
指摘しているような、順番を飛ばされたということが回避できます。
今のやり方だと、お客さんの方は悪気が無くても、自分のオーダーが出来たの
かと思って取りにいってしまうんですよね。 前回の訪問の時には二釜待ちの
状態だったので、ほんと後からの人が混乱してました。
まあ、またいらぬおせっかいが始まってしまいましたが、とりあえず{^L^}は
「 冷たい1玉の方 」と呼ばれて誰も立たないのを確認してから、うどんを
受け取り、ネギを入れ、醤油をかけて席に着きます。




今日のうどんは、見た感じでも麺がどっしりとしてますよ。 箸でつかんでも
ねじれや、細いペラペラの部分がなく重さを感じます。


そのまますすり込んでみるとっ! キタヨキタヨヽ(゚∀゚=゚∀゚)ノキチャッタヨ-!!!!!!
あの飯山なかむらの【 とぅるとぅる感 】はそのままに、観光客も納得の
さぬきうどんのイメージどおり腰と、やさしい喉越し、おまけに小麦の香り
がすばらしいじゃないですかっ!
パーフェクトっ! ブラボーっ! 飯山なかむらより旨いっ!
これはもう出来だちの醤油に関しては、飯山まで行く必要はありません。
前田東町の方が旨い。
不思議なのは、ちょうどシルバーウィークの時に食べた、山とものうどんが
まったくこの食感と同じだった事です。
麺の表面が少し荒れていて、ぬめりがあるんですが、その部分だと思います
が小麦の香りが凄いんです。 黙って出されたら、どっちの麺か分からない
ぐらいです。
以前から、醤油は一番飯山に近いと言われてたんですが、これはびっくり
しましたね。 これでかけうどの方も出汁にパンチが出てたらもう最高なん
ですけど、残念ながらもうお腹が一杯で食べれません。 出来るだけ早く
かけ出汁もチェックに来ることにしましょう。
先月来た時には、麺もそこまでにはなって無かったし、出汁もやはりまだ
パンチが弱かったんです。


もう一度今日の麺を比較に並べてみますね。(ホワイトバランスを修正済み)

5月にOPENして4ヶ月、いよいよエンジンが掛かってきたような感じで
今後が楽しみです。
なかむら屋を再訪される方は、まずは出来立ちの醤油を狙ってみてください。
あっ! なかむら屋と言えば、10月1日にすぐ近くにうどん屋がOPENします。
その時にでもハシゴしてみてくださいね。



新店というのは讃岐製麺所の跡に出来る、【 あい麺 】
ちょい太うどんというのが気になりますね。
最後に。こちらはわかめうどん大島家さんに保護されているネコちゃん。
9月の15日頃、瀕死の状態のところを高校生に助けられて、大島家さんちへ
担ぎ込まれたそうです。

首輪が付いてるんで飼い猫ちゃんが野犬かなにかに襲われたんじゃないかと
思われます。 推定年齢が16~17歳ぐらいと超高齢なんで飼い主さんも
諦めて探してないのかも知れません。
飼い主に心あたりのある方、また里親になってもよいという方がいらっしゃ
ったら、大島家さんへご連絡ください。
生命力が強い子で、元気に回復しつつあります。
飼い主さんやぁ~~~い!
過去のなかむら屋 訪問記 :
6月16日

5月29日

なかむら屋
住所: 香川県高松市前田東町720-6 地図
電話 087-813-2398
営業日 木曜日定休
営業時間 10:30~14:00
17:00~22:00 ★夜の営業は要確認