2016年11月28日
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2016年11月28日08:00 Comment(0)
世界戦略の麺@さぬき麺機

世界戦略の麺@さぬき麺機
先日のうどん留学の際に、三豊がさぬきうどんの聖地と言われる所以のさぬき麺機の見学を
しました。さぬきうどんの発祥の地は綾歌だとか国分寺だとか言われてますが、本来の聖地
という意味では過去に数千人のうどん職人を国内外に送り出した、さぬき麺機のうどん学校が
本当の意味での聖地と言われるのもうなずけます。

農機具メーカーだった讃岐麺機が、足踏み禁止令問題の際に、一躍うどんの製造機械メーカー
へと飛躍を遂げたわけですが、狭い県内で 5社ぐらいが熾烈なシェア争いをして、一時は
うどん屋に製麺機のセールスが顔を出すと、 『 うちは間に合っている。』 と、にべもなく
門前払いをくらうという不遇の時代が続きました。
修行してうどん屋を開業する際も、5万円ぐらいの中古のピンニーダーを買えば、取り合えず後
は茹で釜さえあれば手打ちでいける訳ですから、確かに製麺機の導入は後回しになりがちです。
しかし足踏みと団子にまとめる作業はかなりの体力を必要とし、うどん職人の引退の原因の
ひとつとなっていました。
ところが、うどんブームの後に、県外でうどん屋を開業する際には、オールインワンの製麺機は
頼もしい相棒というか、師匠でもあり、爆発的に製麺機の需要が高まりました。
現在では台湾を始め、国外にも需要が沸き起こっています。
加えて県内でも、こがね製麺所の活躍により、さぬき麺機の提唱するグルテンの網目構造が
注目を浴び、スーパーニーダーとローリングプレスの導入が進みました。
折しも足踏み信者のうどん屋さんの閉店が相次ぎ、スーパーニーダーを導入していれば、まだ
まだ頑張れたのにと、残念に思います。
ちなみに、さぬ一ではいち早くスーパーニーダーを導入して、安定した多加水麺を提供でき
る体制を敷けたので、手の空いた大将が創作うどんに注力できたという経緯があります。
うどん留学の皆さんに、そこまでの説明はできませんでしたが、工場見学とさぬき麺機が
提唱する、世界戦略の麺の試食で、みなさんうどんの奥深さと可能性を体感して頂けたと
思います。
試食で食べた世界戦略の麺は、まさに{^L^}が一押しする、高瀬の峠うどんの麺と同じ
スーパーもちもち麺です。 今はまだ県内ではもう少し芯がしっかりしたうどんが好まれ
ますが、世界戦略は間違いなくこのスーパーもちもち麺が主役となるでしょう。
{^L^}が現役でうどんをすすれる内に、予言が当たるか結果を見てみたいものです。笑
それでは、さぬき麺機の見学の際の模様をUPしておきます。
うどん留学生を前に、一本すすれば違いが分ると、美味しいうどんとはどんなものかを
力説する、岡原社長と東田主任。


まずは違いを喉で味わって欲しいと、自慢の世界戦略の麺と、わかめを練り込んだ麺が
用意されました。







わかめうどん大島家さんとは違って練り込むわかめが1種類なので、色は少し薄めです。

















ダイヤルの調整一つで、きしめんから、うどん、素麺の太さに自由に切り分けられて
留学生の皆さんから大拍手が起こりました。












稲葉加工機械を制作していた頃の記念すべき農作機械。 これが製麺機に進化した
訳です。




















関連動画 : さぬき麺機本部5日間研修総集編
さぬき麺機(株)
住所: 香川県三豊市高瀬町下勝間148−3
電話 0875-72-3145
営業日 日曜日定休日
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