2020年05月02日
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2020年05月02日08:00 Comment(0)
将八 生うどん

将八 生うどん
個人店の渾身のお土産うどんにはホント感心させれれました。今度は大手の中でも
一世を風靡した【 将八うどん 】 のお土産うどんを食べてみましょう。・゚・。・゚・。・♪
さぬきうどんの歴史を調べていると、よく言われるように★地形的に米より小麦の栽培
に適していたとか、★塩の産地であった、★いりこの産地で美味しい出汁が安く作れた。
など、色々な歴史的背景がバックボーンにあることがよく分かります。
その他にも;
★足踏み禁止令(実際には発動されなかった)による機械化がいち早く進み
大量にうどんを作れる、つまり大量にうどんを消費する県になった。
★技能グランプリが開催され、職人の技術が向上した。
★カトキチの冷凍うどんによって、さぬきうどんの美味しさを全国民が知ることとなった。
★大平総理や金子知事など大物政治家が、さぬきうどんをPRしてくれた。
★製麺機のメーカーが、いち早くもちもち麺の食感に着目し、常にお客さんのニーズに
追従していった。
★さぬき麺業や、金泉の躍進で、店先での手打ちの実演や、古民家調の高級感溢れる店舗
が作られさぬきうどんのブランドが確立された。
こんな感じで、先人にはホント感謝するしかないのですが、取材をしていると全国の
デパートでの催事でコツコツとさぬきうどんの試食販売が行なわれ、実際にその美味しさ
を広めていったことも重要な広報活動だったことが分かりました。
今で言うと、デパートの北海道展で我々が北海道の美味しい物に出会うのと同じです。
催事販売には何社か参入していたのですが、中でもカリスマ的販売師として有名だった
のが、将八の先代です。その迫力というかカリスマ性は今でも語りぐさとして残って
います。
ジャパネットの高田社長に置き換えてイメージして頂くと分かりやすいと思います。
残念ながら交通事故で車椅子が必要になり、その後亡くなられたので、今ではもうその
勇姿を見ることは出来ませんが、当時同じように全国の催事に参加していた伝統芸能師
の方々は口を揃えて【 凄い迫力だった 】と当時を振り返って話してくれます。


そんな将八うどんの生めんですが、賞味期限も1ヶ月以上あり、見た目も半生と変わり
ません。打ち粉が少ないのもありがたいです。

例のごとく、釜揚げとザルで食べてみます。メーカー推奨が釜揚げ12分となって
いましたが、2分延長して14分で釜揚げを抜きます。



若干茹ですぎだった感もあるので、13分カメーカー推奨の12分で良かったかもしれ
ません。そつなくもっちり感と、喉越し、小麦の香りとどれを取っても高得点です。


続いて16分茹でて水で締めました。こちらも1分ぐらい短くても良かったかな?という
感じですが、やはりそつなく美味しいです。喉越しがほんの少しだけお店で食べるうどん
より膨らみが足らないような気がしますが、お店で食べた事のない方や、県外の方は比較
がないですからね。
これを買って食べた県外の人が、これが讃岐うどんだと思って頂いてもOKを出せます。
先代がTVのCMに出ていて、【 うど~ん うど~ん 】 と連呼していたのを思い出して
目頭が熱くなってしまいました。
という訳で、今日は先代を偲んでコロナ吠えお休みです。・゚・。・゚・。・♪