2019年12月09日
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2019年12月09日08:00 Comment(1)
「さぬきの夢」うどん技能グランプリ 2019

令和元年度「さぬきの夢」うどん技能グランプリ
今年も、香川県が世界に誇る「さぬきうどん」の品質向上を進め、香川県産小麦を使用した
「さぬきの夢」うどんの製造技術向上と県内産小麦の利用拡大を図ることを目的とした、
令和元年度「さぬきの夢」うどん技能グランプリの本選審査会が開催されました。
1.主催
香川県、本場さぬきうどん協同組合、香川県製粉製麺協同組合、
かがわ農産物流通消費推進協議会
2.開催日時・場所
「ゆでうどん」部門(「さぬきの夢」の部・「さぬきの夢ハイブレンド」の部・「
さぬきの夢ブレンド」の部):
令和元年10月18日(金曜日)午後3時30分~午後5時
香川県庁 北館3階303会議室(高松市番町四丁目1ー10)
「さぬきの夢うどん製品」部門(「生うどん製品」の部・「生うどんブレンド製品」の部・
「 乾燥うどん製品」の部・「冷凍うどん製品」の部):
令和元年10月23日(水曜日)午後1時30分~午後4時
香川県農業試験場 第1会議室(綾歌郡綾川町北1534-1)
3.出品点数:各部門・部ごとの予選で選考された上位50点について、審査します。
●「ゆでうどん」部門:29点(「さぬきの夢」の部:12点、「さぬきの夢ハイブレンド」の部:8点、
「さぬきの夢ブレンド」の部:9点)
●「さぬきの夢うどん製品」部門:21点(「生うどん製品」の部:8点、「生うどんブレンド製品」
の部:4点、「乾燥うどん製品」の部:5点、「冷凍うどん製品」の部:4点)
4.表彰点数 農林水産大臣賞等22点

昨年も書きましたが、これは美味しいうどんを選ぶぐるめコンテストではなく、さぬきうどん
独特の、色・艶・腰のうどんを打つ【 技能 】 を争う競技です。そのため、お店で美味しいうどん
を出していても、実際出場したら、予選も通らないという事は多々あります。
その為、多くのうどん屋さんには不評なのが残念なところですが、入賞した顔ぶれを見るとやはり
技術は一流のところばかりなのが分かります。
技術があっても、お店で美味しいうどんを出すのかどうかは別の問題ですが、コンテストに要求される
高いレベルの製麺技術を持っていることは間違いない訳です。
ここ数年の入賞者の顔ぶれをみてみると、やはり同門が圧倒的に有利なことが分かります。エッジを
立たせる技法や、色艶を出すノウハウが長年同門で共有され、スタートラインの位置がかなり有利な
ことは間違い無いでしょう。これは同門の入賞者が悪いわけではなく、選考基準などが広く公開されて
ないことが新規参入者を阻んでいるところと思われます。
普通は初めて挑戦して、選考基準が見えてくるのに数年は要するんじゃないでしょうか。それまで
予選も通らないというのでは、なかなかチャレンジしようという新人も現れないと思われます。
また県庁でやっても、綾川町の香川県農業試験場でやっても、やはり中讃のうどん屋さんには有利です。
知り合いのうどん屋さんがあると、そこで製麺して持ち込むということも行なわれると聞いてますが
それでも、東讃や西讃からだとかなり不利になります。
まあ今回、一時間も時間を間違えたお店もあるようなので、持ち込む時間はそれ程重要ではないのかも
知れませんので、やはり審査基準がどういう物なのかが新人にも分かりやすくなると、参加者が増える
かも知れません。
○○を使うと色が良くなるとか、あるようですが、どういう色が高得点を引き出すのか、審査を見学
出来るようになると、かなり分かりやすくなるんじゃないでしょうか。
色々うどん屋さんからは不評が聞こえてくる、【 技能グランプリ 】 ですが、このグランプリが
さぬきうどんの技術と品質向上に与えた影響は大きいというより、この技能グランプリ有っての現在
のさぬきうどんブランドがあることは、全国にたくさんあるご当地うどんの中で、さぬきうどんが
突出して美味しくなったことでも分かります。
是非、もっと新人の登竜門として昔のような役目を担って欲しいと思います。今回も同じ顔ぶれの
入賞が目立ちましたが、逆にいうと、その人はそれだけ間違いない技術を持っているということの
現れです。
しかし{^L^}的にはもっとライバルに増えてもらって、一層の技術UPを望むところです。\(^^;)
そんな訳で、今年と参考までに昨年の入賞者をUPしておきます。
「さぬきの夢」うどん技能グランプリ 2019 結果 (敬称略)
賞区分 | 部門・部 | 氏 名(製品名) | 事業所名 |
---|---|---|---|
農林水産大臣賞 | ゆで さぬきの夢 | 桑内 清之 | さぬき麺業 |
農林水産省食料産業局長賞 | ゆで さぬきの夢 | 三好 修 | 日の出製麺所 |
生うどん製品 | さぬき手打ちうどん | 吉本食品 | |
中国四国農政局長賞 | ゆで さぬきの夢 | 香川 均 | サヌキ食品 |
香川県知事賞 | ゆで さぬきの夢 | 林 弘基 | 讃岐げんき家 |
さぬきの夢ハイブレンド | 市川 麻人 | いしうす庵屋島店 | |
生うどん製品 | 香川屋生うどん | サヌキ食品 | |
香川県農政水産部長賞 | さぬきの夢ハイブレンド | 大久保 和樹 | さぬき麺業 |
さぬきの夢ハイブレンド | 谷 浩 | いしうす庵屋島店 | |
生うどんブレンド製品 | げんき家本生うどん | 讃岐げんき家 | |
全国製麺協同組合連合会会長賞 | 冷凍うどん製品 | そのまんまさぬきうどん「さぬきの夢100%」 | 株式会社あっとん |
全国製麺協同組合連合会会長賞(新人賞) | ゆで さぬきの夢 | 前田 祐一 | こんぴらうどん参道店 |
全国乾麺協同組合連合会会長賞 | 乾燥うどん製品 |
さぬきの夢カンメン | さぬき麺業 |
四国新聞社賞 | さぬきの夢ブレンド | 安部 隆良 | さぬき麺業 |
西日本放送賞 | さぬきの夢ブレンド | 神原 志保 | 株式会社あっとん |
さぬきうどん研究会会長賞 | さぬきの夢ブレンド | 炭井 純 | サヌキ食品 |
香川県製粉製麺協同組合理事長賞 | さぬきの夢ハイブレンド | 藤井 紘二 | さぬき麺業 |
生うどんブレンド製品 | 匠 生うどん | サヌキ食品 | |
香川県食品産業協議会会長賞 | 生うどん製品 | 半生うどん | 民サ麺業 |
本場さぬきうどん協同組合理事長賞 | ゆで さぬきの夢 | 牧野 純也 | さぬき麺市場郷東店 |
さぬきの夢ハイブレント | 三好 修 | 日の出製麺所 | |
生うどん製品 | げんき家本生うどん | 讃岐げんき家 |
「さぬきの夢」うどん技能グランプリ 2018 結果 (敬称略)
賞区分 | 部門・部 | 氏 名(製品名) | 事業所名 |
---|---|---|---|
農林水産大臣賞 | 「ゆでうどん」部門 「さぬきの夢」の部 |
十河俊文 | 香川屋本店あやがわ店 |
農林水産省食料産業局長賞 | 「さぬきの夢うどん製品」部門 「生うどん製品」の部 |
げんき家本生うどん | 式会社讃岐げんき家 |
中国四国農政局長賞 | 「ゆでうどん」部門 「さぬきの夢」の部 |
牧野純也 | さぬき麺市場郷東店 |
香川県知事賞 | 「ゆでうどん」部門 「さぬきの夢」の部 |
奥田昌美 | さぬき麺業株式会社 |
ゆでうどん」部門 さぬきの夢ブレンド」の部 |
三好修 | 有限会社日の出製麺所 | |
「さぬきの夢うどん製品」部門 生うどん製品」の部 |
包丁切生うど | サヌキ食品株式会社 | 香川県農政水産部長賞 | 「ゆでうどん」部門 「さぬきの夢」の部 |
十河和憲 | さぬき麺業いしうす庵 屋島店 |
ゆでうどん」部門 さぬきの夢ブレンド」の部 |
太田敦 | さぬき麺業並店 | |
「さぬきの夢うどん製品」部門 「生うどん製品」の部 |
半生うどん | 民サ麺業株式会社 | |
全国製麺協同組合 連合会長賞 |
「さぬきの夢うどん製品」部門 「冷凍うどん製品」の部 |
そのまんま さぬきうどん |
株式会社あっとん麺工房 |
全国製麺協同組合 連合会長賞(新人賞) |
「ゆでうどん」部門 「さぬきの夢」の部 |
ゴー・クィ・ドゥック | 本格手打もり家 |
全国乾麺協同組合 連合会長賞 |
「さぬきの夢うどん製品」部門 「乾燥うどん製品」の部 |
伝承讃岐うどん | サヌキ食品株式会社 |
四国新聞社賞 | 「ゆでうどん」部門 「さぬきの夢ブレンド」の部 |
木村博紀 | 麺処まはろ |
西日本放送賞 | 「ゆでうどん」部門 「さぬきの夢ブレンド」の部 |
東原麻佑子 | さぬき麺市場 林中央インター店 |
さぬきうどん研究会長賞 | 「ゆでうどん」部門 「さぬきの夢」の部 |
神原志保 | 会社あっとん |
香川県製粉製麺協同組合 理事長賞 |
「ゆでうどん」部門 「さぬきの夢」の部 |
木村博紀 | 麺処まはろ |
「さぬきの夢うどん製品」部門 「生うどん製品」の部 |
四国香川屋 讃岐うどん |
サヌキ食品株式会社 | |
香川県食品産業協議会長賞 | 「ゆでうどん」部門 「さぬきの夢ブレンド」の部 |
宮西優太 | 会社宮西製麺所 | 本場さぬきうどん協同組合 理事長賞 |
「ゆでうどん」部門 「さぬきの夢」の部 |
香川均 | 香川屋本店 |
ゆでうどん」部門 さぬきの夢ブレンド」の部 |
大久保知紀 | 讃岐うどん大久保 | |
「さぬきの夢うどん製品」部門 「生うどん製品」の部 |
さぬきの夢生うどん | さぬき麺業株式会社 |
この記事へのコメント
入賞回数何回で殿堂入り、とか、
そろそろフレッシュな風を吹かせる
べく工夫が必要ではないかと。
人気投票ではないのだから…と、
不満が出てくるでしょうが。
そろそろフレッシュな風を吹かせる
べく工夫が必要ではないかと。
人気投票ではないのだから…と、
不満が出てくるでしょうが。
Posted by donpon at 2019年12月10日 07:17
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