2013年02月25日
Posted by {^L^} at
2013年02月25日23:58 Comment(4)
そらいけ

そらいけ
先日、てるぼうさんの結婚祝賀パーティーに来讃したPSYご夫妻と何軒かご一緒したんですが、
つぶあんなさんのお見舞いの道中にそらいけへご案内しました。
PSYさんとはもう何年も一緒にうどん屋巡りをしてますが、谷川製麺所より東へは行ったこと無い
です。 途中でSonさんやメリケンさん達と合流して、馬渕にも寄る予定だったんですが、ちょうど
この日は第三日曜日でお休みだったんです。
三徳の前まで来て、豆乳カルボナーラも食べて行くか悩んだんですが、夜にパーティーで美味しい
物が食べれなくなると困るので断腸の思いで断念。
時間的にも結構タイトで、そらいけにたどり着いたのは閉店5分前。 暖簾が出ててほっとしたものの
なぜか女将さんが外を歩いてますよ。汗


お店に入ってまだ大丈夫かどうか尋ねると、閉店間際にも関わらず、気持ち良く迎えてくれました。
{^L^}はもちろん前回食べもらした、みそ煮込みうどんを頼みます。 PSYさんは、ぶっかけ、奥様は、
もち入りのかけうどん。
まずはかけうどんが出てきました。 この餅は出汁がしゅんで美味しいんですよね。

剛麺だと知っているPSYさんはあえて冷たいぶっかけを頼んだですが、その甲斐あって久しぶりの
極太麺と格闘してます。 お腹に余裕がある時は、そらいけは肉ぶっかけの方がお奨めです。

最後にみそ煮込みうどんが出来上がってきました。 煮込まれてもピンと張ってるうどんに欲情
しますね。



早速うどんをすすると、のぶやとはまた違う真性の剛麺ですね。 煮込まれてちょうどぐらいです。
意外だったのは、白味噌仕立てながらもかなり薄味なこと。 女性店主ならではの味付なのか
食べる人が年輩のお客さんが多いからかも知れませんね。 ちょうどマイ山椒が品切れしたところ
だったんで、山椒を入れられなかったんですが、これは山椒が合う味ですよ。
旨味の元は親鳥ですね。


最後に卵を崩すと、鍋焼きなんですぐ固まりました。 半熟の卵を楽しんでご馳走様。 確か460円
だったと思います。 満足の一杯でした。
そらいけを書くとお約束の、システムの話もしないといけないですね。 女将さんが毎朝湧き水を
汲んで来て打つとか、救急救命士の息子さんの上司にうどん打ちを教えてもらたったと言う逸話
以外に、そらいけで注目すべきは、店内に打ち台が無い事です。
つまり宵練りで朝切りのお店なんです。 もっと分りやすく言うと、前の日にうどんを練って置いて
当日の営業前にうどんを麺線に切ってしまうんです。
だからお昼時は、店主は麺を湯掻くだけで良いんです。 このシステムならうどん屋を開業する時
に店主と奥さんの二人だけでもとりあえずOPENできます。
石川うどんの大将なんかは、朝練りにこだわりますが、宵練りのお店は結構ありますね。
考え方はいろいろあって、宵練りの方が熟成時間が長く取れて良いと言う考えもあるし、朝練りの
方が小麦の香りが良いと言う考えもあります。
アプローチの問題で、朝練りのお店のうどんを一晩置いて食べると、恐らく店主は気に入らない
だろうし、宵練りのうどんをすぐに切って食べても同じことと思います。
皆さん自分のお店のスタイルに合わせたうどんを作ってるんで、宵練りでも朝練りより小麦の香り
が強かったりする事は、よく体験します。 お客さん側からすれば美味しければどちらでも構わない
と言うのが本音と思います。
名もないのように数日熟成のうどんでさえも、特に香りが飛んでいるとも思えません。 朝にうどん
を切ってしまうのは、【 うどんがだれる 】 と嫌う店主が多いのは間違いないです。
でも、そらいけとか、はりやもそうですが、ピークの時間はあらかじめ切っておいたうどんを茹でる
だけと言うお店は、それなりのうどんを作っているので、これまた食べて分るほど違いがあるとは
思えません。
そらいけの女将さんは、うちの麺は踏んで鍛えているから、切って置いてもダレないと胸を張ります。
鍛えるの意味はちょっと違うと思いますが、ダレないような黄金律をあみだしているのは間違い無い
です。
よくピークにうどんが足りなくなって、お客さんを待たしてうどんを延ばしているお店がありますが
一度そらいけとか、はりやで食べてみるとヒントがあるかも知れません。
過去のそらいけ 訪問記 :
2月25日

1月13日

8月18日

これ食べた

RNC特選うどん遍路
イキイキTV
手打ちうどんそらいけ 四国新聞うどん遍路
住所: 香川県さぬき市大川町田面2250-1地図
電話: 0879-43-3777
営業日 日曜日定休
営業時間 11:00~PM14:00
この記事へのコメント
かけはおろか煮込みでもがっしりした麺には驚かされましたね。
冷やだと本当にあごが疲れるうどんです。
でもこういううどんも好きですね。
麺自体が美味しいので噛んだら噛んだで美味しいですよね。
今度は釜抜きの麺を食べてみたいと思いました。
のぶやの釜玉も好きなんですよね。
釜抜きでもしっかりしてるので
そらいけもきっと同じようなんでしょうね。
問題は自力じゃ到底たどり着けない立地だよなぁ・・・。
冷やだと本当にあごが疲れるうどんです。
でもこういううどんも好きですね。
麺自体が美味しいので噛んだら噛んだで美味しいですよね。
今度は釜抜きの麺を食べてみたいと思いました。
のぶやの釜玉も好きなんですよね。
釜抜きでもしっかりしてるので
そらいけもきっと同じようなんでしょうね。
問題は自力じゃ到底たどり着けない立地だよなぁ・・・。
Posted by PSY at 2013年02月26日 11:27
PSY さん>
{^L^}にはあの煮込みぐらいの固さがちょうど良いです。
釜抜きは良いかも知れませんね。
しかし何度食べても、女将が打つうどんとは思えない剛麺です。
のぶやとは玉数が違うんで、その分しっかりと踏めるんじゃないかと
思います。
{^L^}にはあの煮込みぐらいの固さがちょうど良いです。
釜抜きは良いかも知れませんね。
しかし何度食べても、女将が打つうどんとは思えない剛麺です。
のぶやとは玉数が違うんで、その分しっかりと踏めるんじゃないかと
思います。
Posted by {^L^}
at 2013年02月27日 02:04

おはようございます^^
新年のご挨拶以来2度目の書き込みです^^
嫁さんと2人(本当は+パート一人欲しいんですが^^;)で開業を夢見て3年…
ずっと「打ちたて」にこだわり続けてきましたが、確かにオペレーションを考えるとどうしても壁にぶち当たってしまいます…
目指す麺は、どちらかと言えば「しなやか」な方向性で考えてはいるのですが、先日、1年振りに「はりや」に行ってきました。
麺の出来に多少の振れ幅はありますが(季節的な問題もありますが)毎回概ね満足しております^^
この大変な時代…
初期投資、パフォーマンス等、格好つけて開業したい気持ちもわかりますが、ここはしっかり計画を立て、石橋を叩く気持ちで頑張りたいです^^
近々、「そらいけ」にも足を運んでみたいと思います^^
本当にいつも参考になります^^有難うございます^^
新年のご挨拶以来2度目の書き込みです^^
嫁さんと2人(本当は+パート一人欲しいんですが^^;)で開業を夢見て3年…
ずっと「打ちたて」にこだわり続けてきましたが、確かにオペレーションを考えるとどうしても壁にぶち当たってしまいます…
目指す麺は、どちらかと言えば「しなやか」な方向性で考えてはいるのですが、先日、1年振りに「はりや」に行ってきました。
麺の出来に多少の振れ幅はありますが(季節的な問題もありますが)毎回概ね満足しております^^
この大変な時代…
初期投資、パフォーマンス等、格好つけて開業したい気持ちもわかりますが、ここはしっかり計画を立て、石橋を叩く気持ちで頑張りたいです^^
近々、「そらいけ」にも足を運んでみたいと思います^^
本当にいつも参考になります^^有難うございます^^
Posted by 幸 at 2013年02月27日 05:00
幸 さん>
開業は石橋を叩いたからと言って成功する訳でもないのが
面白いところです。 無鉄砲にやって成功しているお店も
多いし、石橋を叩いて失敗しているところもまた多いです。
ほんのちょっとした運で成功か失敗かに分かれることがある
ように感じます。
しかし、繁盛店で長年修行した人は成功率が高いのも間違い
ない事実です。 これは技術的な面もあるでしょけど、お客さんが
来るイメージを持って改行するからだと思います。
例えば繁盛店で修行して、7万円の売上げの店を目指して
開業したけど、開けて見ると3万円しか売れない場合に、お客さん
は必ず来ると言うイメージを持ってるんで、なにが悪いのか、なにが
欠けているのかを考え、修正しますね。
修行無しでOPENした場合には、立地が悪かったとか、近くに
事業所が無いとか、はたまた自分の腕が悪いと簡単に諦めて
3万円の売上げに甘んじてしまいます。
そうすると、70人来たお客さんが段々減って60人になり、50人に
なって四苦八苦と言うのが悪いパターンの代表です。
脱サラでやる江戸蕎麦店が失敗するのは、蕎麦のレベルが低い
場合が多いですが、うどん屋はうどんのレベルじゃなくて、知恵不足
根性不足の場合が多いです。
そらいけさんや、いちみさんなんかのように2人で回しているお店で
開業志望の話をしたら歓待してくれて色々教えてくれると思いますよ。
打ち立てに関しては、そらいけや、名もないの麺を食べると目から
ウロコと思います。 蕎麦でさえも熟成蕎麦なんてものが脚光を浴びる
時代になりました。
讃岐うどんは、機械打ちの山越と手打ちの宮武が同じ土俵で評価されることでも分るように、過程じゃなくて最終的なうどんの美味しさが勝負
と思います。 アプローチの仕方は千差万別です。
開業は石橋を叩いたからと言って成功する訳でもないのが
面白いところです。 無鉄砲にやって成功しているお店も
多いし、石橋を叩いて失敗しているところもまた多いです。
ほんのちょっとした運で成功か失敗かに分かれることがある
ように感じます。
しかし、繁盛店で長年修行した人は成功率が高いのも間違い
ない事実です。 これは技術的な面もあるでしょけど、お客さんが
来るイメージを持って改行するからだと思います。
例えば繁盛店で修行して、7万円の売上げの店を目指して
開業したけど、開けて見ると3万円しか売れない場合に、お客さん
は必ず来ると言うイメージを持ってるんで、なにが悪いのか、なにが
欠けているのかを考え、修正しますね。
修行無しでOPENした場合には、立地が悪かったとか、近くに
事業所が無いとか、はたまた自分の腕が悪いと簡単に諦めて
3万円の売上げに甘んじてしまいます。
そうすると、70人来たお客さんが段々減って60人になり、50人に
なって四苦八苦と言うのが悪いパターンの代表です。
脱サラでやる江戸蕎麦店が失敗するのは、蕎麦のレベルが低い
場合が多いですが、うどん屋はうどんのレベルじゃなくて、知恵不足
根性不足の場合が多いです。
そらいけさんや、いちみさんなんかのように2人で回しているお店で
開業志望の話をしたら歓待してくれて色々教えてくれると思いますよ。
打ち立てに関しては、そらいけや、名もないの麺を食べると目から
ウロコと思います。 蕎麦でさえも熟成蕎麦なんてものが脚光を浴びる
時代になりました。
讃岐うどんは、機械打ちの山越と手打ちの宮武が同じ土俵で評価されることでも分るように、過程じゃなくて最終的なうどんの美味しさが勝負
と思います。 アプローチの仕方は千差万別です。
Posted by {^L^}
at 2013年02月28日 01:40

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