2010年07月14日
Posted by {^L^} at
2010年07月14日23:45 Comment(4)
釜揚うどん 一忠

釜揚うどん 一忠
長田うどんで修行した大将が大阪の八尾で開業したのが35年前。 全盛期の長田うどんの流れを汲む
釜揚うどん 一忠の付け出汁はやっぱり気になりますね。
確かめないことには寝覚めがよくありません。{^笑^}

八尾市は外環からは何度も行った事があるんですが、JRで行くのは初めて。JR八尾駅って思ったより
小さいんですね。 駅からお店まで900メートルと言う事で普通は歩けるんですが、この日は大雨。
タクシーでワンメーター660円でした。 土砂降りの雨の中、人っ子一人居ない住宅街の細道にある
お店ですが、扉を開けてビックリ。 40席はあろうかと言う店内はぎっしりとお客さんで一杯です。


当然相席ですが、向かい側に人が居るとうどんの写真が撮りにくいですね。
お約束の土瓶の出汁が来たので、向かいの一応おっさんに断りを入れてカメラを構えます。汗
生姜を下ろして、出汁を入れて。。。 おおっ! 出汁を注ぐと美味しい香りが立ち上りましたっ!
ちょっと味見をすると、流石は大阪、長田より上品ですね。

釜揚げは小を頼んだんですが、思いっきり小さいどんぶりに笑ってしまいました。 でも食べると
ちゃんと1玉 200g以上入ってます。
香川の標準からすると少し柔らかめの太麺ですが、先日食べた長田とはほぼ同じ食感です。まわりを
見渡すと、ほとんどのお客さんが細めんの大か特大を食べてます。
これぐらいの固さでも、大阪人にはやや固いのかな? それとも細麺の方が出汁が絡むのかな?
お客さんの層も、お一人様から家族ずれ、会社の接待客とバラエティーに飛んでます。 大雨なんで
近所の人ではないと思います。

{^L^}の記憶している長田の出汁よりマイルドですね。 先日食べたの長田の出汁よりも味的には
薄味なんですが、味の構成は一忠の方がしっかりとしてます。 上方らしく角が取れた丸い
味が印象的です。
しかし薬味に昆布や鰹節の煮た物が置いてあるんですが、このお店は白飯はおろか、おにぎりさえ
出してないはず。 これらの薬味は付け出汁に入れるんでしょうかね? それともうどんが来るまで
に摘むのかな? ちなみに向かいのおっさんは昆布をかじってました。

昆布や、鰹の焚いたんを先に食べると、出汁からその味が抜けるので、{^L^}は食べませんでした。
もちろん、出汁にも入れませんでしたよ。汗
しかし3玉の特大880円はともかく、1玉の小で630円と言うのは香川では考えられないですね。
うどんも注文を聞いてから個別に湯がいてます。 大阪の八尾と言えば【 映画悪名 】の八尾の
朝吉の街ですよ。 よくぞ35年も前にこのスタイルを貫き通したものです。
当時は釜揚げのなんたるかも知られていない時代。 相当の苦労があったはずです。
香川でさえも、釜揚げ専門店といえば10軒もありませんからね。 でもまあ見てるとお店の人は皆さん
気さくにお客さんとお話してます。 これも人気の一因でしょう。
お代わりに、釜揚げの細めんを食べるか、ざるを食べるか悩んだんですが、出汁が冷たいざるにしました。
ざるは細めんだけの設定のようです。 釜揚げをザル出汁で食べるのはOKだそうです。


このざるは、確かにかなり細いですが、腰は一福や百こ萬のしこ麺よりも凄いです。 香川の人でも
食べるとおおっ! と声がでるんじゃないでしょうか。 ただ細めん評論家\(^^;) の{^L^}の分析
では、上田製麺所や、ひる丸に比べると、やや小麦の香りが少ないように思います。

小麦の種類や熟成時間の違いもあるでしょうが、冷水でかなり強力に洗っているからかも知れません。
真夏だとこれぐらいの冷たさがよいんでしょうけど、寒い時はここまで冷たくなくてもよいんじゃ
ないかとも思いますね。
出汁はどうやら、釜揚げと同じ物のようです。 温度が下がることによって一段と優しい感じですね。
スダチ酢がテーブルに置いてあるので、これを入れるとよいかも知れません。
{^L^}的には、ざるを温かい付け出汁で食べるのもありかな? と思いました。
まあしかしお客さんは常連さんらしい人ばかりで、皆さん思い思いに食べてます。 お土産を持ち帰る
人や、進物を頼んで帰る人。。 活気がありますね。
香川のうどん屋さんじゃないんで、店内の撮影は遠慮して、釜場の写真だけ撮らせてもらいました。

ここで修行した人がなんにんも、全国で釜揚げ専門店を開業しているそうですが、なる程と思います。
この高付加価値で集客する感覚は、香川よりも大阪で学んだ方が良いかもしれないぐらいです。
値段はともかく釜揚げの味は、香川で言う御三家と同レベルと言えるでしょう。 細切りうどんが
ある分、一忠の方がアドバンテージがあるかも知れません。
釜揚うどん 一忠
住所: 大阪府八尾市松山町2-2-11 地図
電話 072-991-5706
営業日 火曜日定休 (祝日は営業)
営業時間 10:30~15:00 麺切れ終了あり
この記事へのコメント
一忠行かれましたか!確かに香川に比べて高いですが、味は良いと思います。
細麺は食べた事無いので食べに行って来ます。
細麺は食べた事無いので食べに行って来ます。
Posted by ひしえもん at 2010年07月15日 06:53
関西の店を訪問するとき、最近は「讃岐度」⇔「関西度」という分け方で評価しているんですがこの一忠は「讃岐度」ランクで最上位クラスの店です。
もっとも、この店が出来た頃には「関西讃岐」などというジャンルは影も形もなかったわけですが・・・
駅から遠くて駐車場がいつも満杯ということでなかなか行けないのが残念です。
もっとも、この店が出来た頃には「関西讃岐」などというジャンルは影も形もなかったわけですが・・・
駅から遠くて駐車場がいつも満杯ということでなかなか行けないのが残念です。
Posted by キメラ at 2010年07月15日 10:39
ひしえもん さん>
特大だと香川も変らない感じですが、流石に
小が630円と言うのは大阪の値付けですね。
香川では注文を聞いてから茹でるとか、釜から
うどんを抜く手間は代金に含まれないんです。\(^^;)
細めんはひしえもんさん好みだと思いますよ。
特大だと香川も変らない感じですが、流石に
小が630円と言うのは大阪の値付けですね。
香川では注文を聞いてから茹でるとか、釜から
うどんを抜く手間は代金に含まれないんです。\(^^;)
細めんはひしえもんさん好みだと思いますよ。
Posted by {^L^}
at 2010年07月16日 00:16

キメラ 師匠 >
創業時はかなり苦労されたでしょうね。
讃岐スタイルを貫いて、今ではほんとお客さん
多かったです。
関西風と言うのはあえてうどんを柔らかめに
茹でるんでしょうかね?
出汁はもうそれ程変りが無いような気がします。
創業時はかなり苦労されたでしょうね。
讃岐スタイルを貫いて、今ではほんとお客さん
多かったです。
関西風と言うのはあえてうどんを柔らかめに
茹でるんでしょうかね?
出汁はもうそれ程変りが無いような気がします。
Posted by {^L^}
at 2010年07月16日 00:19

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