2019年12月19日
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2019年12月19日08:00 Comment(0)
永福町大勝軒

永福町大勝軒
先日のお江戸行脚の際に行った【 永福町大勝軒 】 をまだUP出来て無かったので
紹介します。実は昨年の東京行脚の際は、ご主人が亡くなったばかりなので寄らなか
ったんです。

伝説のご主人の武勇伝は下のYouTubeを参考にしてください。自宅には24時間入れる
岩風呂を用意したり、従業員の給料が60万円となにからなにまで破格のご主人です。
一本筋が通った接客を従業員に求める際に、通常は【 俺の味を教えてやるんだから 】
と、当然という感じのラーメン店が多い中、これぐらいの収入がないと独立資金が貯ま
らないという親心から高額な賃金を払っているそうです。
もっとも、お店の利益が上がってないと、そんな高給は出せない訳で、当然お店も儲か
てっている訳ですが、それを可能にするのが、駅前の立地と、並で千円を超す価格設定
と思われます。
儲かり体質は、素材へのこだわりを可能にし、醤油は自家倉庫で5年寝かしてから使っ
たり、いりこは1人前で40gぐらいも使用し、ラードもオランダのカメリアという
最高級ブランドを使用しています。
杉並区という住宅街はラーメン店に取って良いのかどうか分かりませんが、3万人の
利用者がいる駅前の立地ですから商圏は十分でしょう。
観光客が行くには、時間や運賃は問題ないとしても、井の頭線というのはなかなか敷居
が高いです。山の手の駅前とか、地下鉄の駅前ならありがたいですが、まあ渋谷を経由
してまで行きたくなるという魅力がありますが、基本一見さんを集めようというお店で
はないです。


なにせ行列が凄いので、行く時間には作戦が必要です。今回もお昼はパスして、帰りの
飛行機の直前に訪れました。

作戦が功をそうして、行列無しで入れたんですが、高齢のおばあちゃんがラーメンを
啜っていたのには、びっくり。味的には中華そば系ですから、お婆ちゃんでも食べれ
ますが、2.5玉、300グラムぐらい入っているドンブリを前にラーメンを啜って
いる姿は迫力が有ります。
大勝軒には大とか小の設定がなく、一律2.5玉入っているハズですから、お婆ちゃん
完食はしないで、残すんでしょうけど、そうまでしても食べたい味なんでしょうね。
{^L^}もかなり汗をかきながら食べました。ラードの膜が保温効果を生むので、最後
まで温度が下がらないのが売りの大勝軒ですから、多くの人がやるように、玉子付きを
注文して最初はすき焼きスタイルでつけ麺で食べます。






この作戦で、口を温度に慣らしてからだと、結構テンポ良く食べれました。前回も感心
したのは、大量のスープを飲み進めても、味に飽きが来ないことです。【 味変 】と
呼ばれるスープの味替えをお客さんには分からない程度に半年ごとに続けてるそうです。
老舗の味は常にお客さんの舌の変化に合わせて進化しないといけないというのがご主人
のポリシーで、これはうどんにも当てはまる、大切な格言だと思います。
1日、通販分のラーメンを入れて約千杯、売り上げにして100万円越えですから
商売の安定こそが美味しさを守る秘訣ということで、大変勉強になりました。
このお店は、2年前に読者の松村さんに連れて行ってもらったお店なんです。やっぱり
口コミが一番信頼できるということで、{^L^}もそう言う感動できるうどん屋を紹介
していきたいと思います。








亡きご主人の映像が見られるTV番組の映像
麺チャンネル 第81回
以前の永福町大勝軒 訪問記
8月24日

永福町大勝軒
住所: 東京都杉並区和泉3-5-3 地図
電話 03-3321-5048
営業日 無休
営業時間 11:00--23:00