2018年12月27日
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2018年12月27日08:00 Comment(0)
ヤマロク醤油 蔵見学

ヤマロク醤油 蔵見学
サンポートマルシェの見学会いよいよ最後の5軒目です。 なかぶ庵で箸分け体験を楽しんだ
{^L^}達は、小豆島に22軒残っている醤油蔵の中でも、昔ながらの木桶で醸造していることで
有名なヤマロク醤油さんを目指します。
なかぶ庵からは路地を通って歩いていけます。 雨も上がって雰囲気のある路地の散策は満腹の
お腹にはちょうどよい運動です。




蔵に近づくと、子供達が味噌の香りがする! と騒ぎ始めました。 もろみの匂いです。




醤油作りに欠かせない醸造菌や乳酸菌がいっぱい住み着いた100年以上も前に建てられた蔵は、
国の登録有形文化財にも指定されています。
同じ醸造所でも、酒や酢と違って木桶や柱にびっしりと菌が住み着いていて、醤油蔵ならでは
の迫力がありますね。
これだけ菌が住み着いていても、納豆菌の強力な繁殖には敵わないそうで、予約なしでもフリー
見学できますが、朝食に納豆を食べて来た人だけは入蔵不可だそうです。 納豆好きな{^L^}
も前日は納豆断ちして来ています。\(^^;)
数百年の歴史があるハズだが記録が残っているのは百数十年だそうで、元当主の山本康夫氏が
公式には5代目に当るそうです。
この山本康夫氏が木桶にこだわり自分たちで木桶作りに挑戦したことから、そのチャレンジが
一躍有名になり、今や県外の人達にはマルキン忠勇よりも知名度が高いぐらいです。
もちろん、そのこだわりの醤油自体も最高評価を受けていて、朝一に伺った小豆島食品さんでも
ヤマロク醤油のきあげ醤油しか使わないというぐらいの信頼を受けています。







蔵の見学は、醤油の製造行程の説明ではなく観光客を飽きさせない【 面白い話 】に集約され
ていて、退屈しません。 納豆断ちして来た{^L^}は当主に案内されるままに階段を上がり
、よくテレビで見かける木桶の上からの風景を見ることができました。\(^^)/

見学の後には、利き醤油が楽しめます。 蔵出しなので、やっぱり醤油のもろみ感が強いですね。
今しか、ここでしか、買えない【 きあげ醤油 】の生鶴醤をゲット。
鶴醤(つるびしお)自体が【 再仕込み醤油 】と呼ばれるもろみを仕込む際に、塩水ではなくて
すでに出来上がった醤油を使うことから一段とまろやかな角が取れた味と、やさしい風味が特徴
ですが、生は更にまろやかで風味が強いですね。







色々なコレクターズアイテムが並び、お財布のひもが緩みそうで困りました。汗
醤油蔵の見学の後は、裏手に回り木桶作りの見学です。 なぜ木桶でなくてはならないのか?
ということはTVで何度も紹介されているので、はしょります。 {^L^}が知りたかったのは
竹で作られる竹箍(タガ)が、なぜステンレスではいけないのかということ。



当主の説明ではいくらステンレスと言えども、30年ぐらい使っていると、突然切れたりする
そうで、竹ならそんな心配は要らないんだそうです。
ちなみに、作れる木桶の大きさは、タガの長さで決まるそうで、なんとここ小豆島には本場京都
の竹よりも数メートル長い日本で一番高さの高い真竹が有るそうです。 これはマルキン忠勇が
自社の木桶に使うために長年育ててきたものだそうです。
しかし今では木桶を生産しているのは、大阪の一社のみで、そこへ弟子入りして木桶作りを学んだ
そうですが、その師匠の会社も2020年度に廃業することが決まっていて、以降はヤマロク木桶
のみの独占になるそうです。
気になる、お値段を内緒で聞いてみましたが、200万円(税別)だそうです。(@@)\(^^;)
ヤマロク醤油の蔵見学は予約無しで飛び込みでOKで、しかも無料なので小豆島観光の際には
是非寄ってみてください。 面白いですよっ!
{^L^}は今回ツーアーでしたが、島はレンタカーが安いので、要所だけ借りるのがお奨めです。





小豆島への行き方

小豆島マップ

醤の郷マップ



ヤマロク醤油
住所: 香川県小豆郡小豆島町安田甲1607
電話: 0879-82-0666
営業日 年中無休
営業時間 9:00--17:00