2019年12月12日
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2019年12月12日08:00 Comment(0)
320円の十割蕎麦 嵯峨谷 渋谷店

320円の十割蕎麦 嵯峨谷 渋谷店
今回のお江戸行脚の中で、開業したばかりの渋谷スクランブルスクエアを偵察に行きたいと
思っていたんですが、ちょうど井の頭線に乗る用事があったので、お昼頃に行ってみました。
【 アーバンコア 】というなにやら新しげな垂直方向が目玉だったのですが、大騒ぎする割
には、まだまだ使えるようになるにはあと10年は掛かる感じです。


ハチ公口から見ると、よく分かりますが、JR渋谷駅から井の頭線の駅までの連絡橋が作られ
この部分では、雨に濡れずに移動できますが、道玄坂の上の方までまだ繋がってはいないよう
です。
最終的にはアーバンコアが9ヶ所作られるそうなので、やはり全部が完成しないと思い描くよう
には移動できないようですね。コンセプトは坂を上り下りしないで、垂直と水平で移動できる
未来空間ということだったと思います。汗
せっかく渋谷へ来たんだからと、東急で買い物をした後、価格破壊の十割蕎麦を偵察してみる
ことに。



320円で、(オープン時は280円だったと思う)で十割蕎麦が食べれるということで話題
の激安蕎麦店ですが、イマイチ爆発しないのは、はやり薄利多売の飲食業は、お客さんを回さ
ないといけないため、物販販売業のようには簡単に多店化できない感じですね。



ちょっとメニューが見えにくいので、浜松町店のメニューを貼って置きます。




十割蕎麦と聞くと、二八蕎麦より高級というイメージがあって、普通蕎麦屋さんでも、二八
が800円なら十割は千円という感じで高い値段設定がされてます。しかしよく考えてみると
この値段の差は、技術料で蕎麦粉が20%増える原価から来ています。
現在うどん1玉が小麦粉の原価でいうと15円前後なのに対して、蕎麦だと30円前後になり
ますが、それでも20%だと5円ぐらいしか原価は変りません。
激安蕎麦店の激安な理由は、押し出し製麺機を使って、技術料というか、難しい10割での
製麺を、いとも簡単にできることにあります。
うどん県民は、製麺というのは、粉を捏ねて、踏んで延して打ってというものだと信じて疑い
ませんが、うどんだけでも、五島や稲庭のように紐にして延す製法もあります。
自家製冷麺で有名だった岡山のピリ子なんかでは、麺を押し出し製法で作っているのをTVで
見掛けたことがある方も多いと思いますが、蕎麦もその押し出し製法で作ることが出来ます。
よく知られているところでは、スパゲッティーも押し出し製法で作られることが多いです。
簡単にいうと、挽き立ての蕎麦粉を、すぐに押し出し製法で製麺すると、手ごねで作るより
押し出し製法が2割味が落ちるとしたら、挽きたてで香りが強い分、落ちる2割をカバー出来る
というのがコンセプトです。



無料のわかめに、蕎麦湯まであって、満足度も高いです。

冷たい蕎麦は太麺が使われ、ちょっと短めに茹でられているのか、かなり腰というか固さを
感じます。香川県民以外はこれを腰と感じるんじゃないかと思います。
320円でも確か250gはあると思われる十割蕎麦はボリューム的には、十分で大食いの
人でも2枚食べればOKと思います。というか天ぷらを付けると満足度も上がると思いますが
蕎麦のレベルは合格点と思います。
世の中で、十割蕎麦を出している蕎麦屋の中で、ちょっと腕が悪い店とか、ちょっと調子が
悪かったという時にはこの嵯峨谷の蕎麦より劣っていることもあります。
そういう意味では、やはり蕎麦業界だけでなく、うどん業界としても、うかうか出来ませんね。
丸亀製麺がこの十割蕎麦を導入すると大変なことになりそうです。汗
次回は同じ激安蕎麦の【 いわもとQ 】も食べてみたいと思います。
蕎麦 冷麦 嵯峨谷 渋谷店
住所: 東京都渋谷区道玄坂2-25-7 プラザ道玄坂 1F 地図
電話 03-6416-4248
営業日 不定休 1月1日~3日のみ休み
営業時間 24時間営業