{＾L＾} が食べたもん

吾里丸うどん2

昨日に続いて、名店復活ネタです。　昨年の閉店の際には、ＴＶや新聞にも取り上げられて
多くの人が別れを惜しんだ、宮脇町の吾里丸うどんが、新オーナーの手によって復活です。

吾里丸うどん自体が前オーナーの片岡氏が所有するビルに入っているため、今までにも数人が
居抜きでうどん屋をやりたいと申し出たようですが、片岡氏のお眼鏡にかなわず、半年ばかり
空白が続いてました。

片岡氏からすると、早く借り手が決まると家賃が入るし、気になる元の従業員の再就職にも
なるので、本来ならすぐにでも貸したいところですが、味の継承というよりも、あの大量の
学生さんを捌くには、生半可な決意では続かないということを肌を持って実感していたから
と思われます。

有名店の居抜き、しかも是好調な状態のまま（ 家族の介護を優先するために ）閉店したお店
ですから、借りることが出来たら、繁盛は間違いなしということで、是非にとも貸して欲しいと
いうのは当然の成り行きですが、たとえ借主がうどん屋経験者であっても１日に70人や80人の
客数のお店なら、そのノウハウはまったく通用しません。

片岡氏自身が体力の限界を感じていたぐらいですから、相当な覚悟と体力がないと繁盛店を運営
するということは出来ません。

そんな吾里丸うどんがようやく復活すると聞いて、楽しみにしていましたが、店名も引き継ぐ事
になったようで、よかったです。

店名自体はなにも引き継がなくても、あの場所でやるなら、味と値段さえ保てばお客さんはついて
くるのは間違いなく、逆に店名を引き継ぐと過度な期待と味も引き継ぐ必要が発生するために
吾里丸という名前を引き継がないという選択肢もあった訳ですが、結局 「 吾里丸うどん２ 」と
最後に２を付けるという決断になったようです。

新大将の渡辺氏は群馬からの転勤族で高松に赴任していた際に、さぬきうどんの魅力に取り付かれて、
「 うどん屋開業 」を決意したようですが、吾里丸うどんの閉店を知り 「 インスパイヤー 」 と
なったようです。　

脱サラ族に 「 吾里丸うどん 」 と同じうどんが打てるのか？　という疑問ですが、出汁を片岡氏
が指導し、うどんはさぬき麺機の新鋭機で機械化されているため、物理的には 「 可能 」 という
ことになります。　後は新大将の心意気次第ということでしょう。


それでは、どんなうどんが出るのか突撃っ！！！


今日は台風の影響で大学生がマイカー登校したのか、吾里丸うどん近郊の100円Ｐはすべて満車で
クルマを停めるのに苦労しましたが、雨のおかげで行列は出来てませんでした。　










店内は、ほぼ旧店と同じレイアウトで、以前と変わらぬ風景で学生さんがうどんをすすってます。
裏番長と呼ばれた名物おばちゃんもレジに立っていて、まさに 「 吾里丸うどん 」 復活です。


とりあえず、 「 かけ　麺そのまま 」 を頼んでうどんと出汁を味わってみましょう｡･ﾟ･｡･ﾟ･｡･♪







新大将は定年後なら60歳を超えているのは間違いないですが、連日の激務にも関わらず元気に釜場
に立ってました。　開店に向けての練習中に湿度がこもったからかレジが不調で、何度も電源を
抜き差ししながらの客足あしらいとなって大変そうでしたが、無事「 かけ　麺そのまま 」をゲット。






結論から先にいうと、麺も出汁もＯＫ。　安心しました。　特に出汁は片岡氏直伝だけあって以前
と変わらぬ、いやそれ以上かも知れないという出来です。

麺はさすがに、舌と喉がメモリーしている「 吾里丸うどん 」よりも少し表面の 「 つるつる度 」
が足りないように思いましたが、ふんわりとした 「 もっちり感 」 は踏襲されています。

なだらかな水分勾配を描いて、麺全体で弾力を生み出す 「 吾里丸うどん 」 は健在です。

天禁の｛^L^｝はてんぷらは食べませんでしたが、こちら昔と同じスタッフさんが揚げているという
ことで、みただけでも磐石です。


ということで、もう後は新大将の体力次第ということになると思います。　今後多少のブレは発生
すると思いますが、それも片岡氏が健在なので問題はないでしょう。　ということで巡礼に来られる
方は期待して来てもらってもＯＫと思われます。　


以上吾里丸うどん２のレポートでした。





吾里丸うどん2　　　　　　
住所: 　 香川県高松市宮脇町１丁目３－１２ 　　地図
電話 　　 087-802-5605
営業日　　日曜定休
営業時間　10：30---15：00　 夜営業 月曜--金曜日 18：00---20：00