2016年10月28日
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2016年10月28日08:00 Comment(0)
須崎食料品店
須崎食料品店
上杉食品と同じく食料品店と名前が付く三豊市の有名なうどん屋須崎食料品店です。
須崎の在る麻(あさ)という場所は地域でスーパーを展開するトマトやピカソも進出
しにくい規模の集落なので、地域の人々の暮らしをささえています。
食べログで長くさぬきうどんNO.1のお店として掲載されたので、その名は全国に広
まりました。 ヘリコプターで食べに来るお客さん等、数々の伝説も生まれてます。
ぽっと出のお店のように思われる方もいるかも知れませんが、その歴史は長く現在の
若大将でなんと5代目になります。
現在マスコミの取材を一切断っているので行列の伸びる勢いは一段落してますが、取材
はともかく、営業時間を正常な? お昼の営業にすればそれだけでもう地域としては
受け入れられないぐらいのお客さんが押し寄せることでしょう。
その秘密は、固残りと言ってうどん上級者が嫌う茹で時間の短いうどんでありながら
完熟で糊化(α化)したうどんにひけを取らないぐらいうどんに甘味が出ているから
です。
須崎の麺の太さなら20分以上茹でないと糊化しないと思われますが、ちゃんとうどん
に甘味があり、須崎ファンのほとんどが、この甘味を求めてやってくる訳です。
製麺所のうどんは2時間とか3時間経ってから食べることを想定して固めに茹で上げ
るのが普通ですが、以前須崎のうどんを玉買いして善通寺の宮川で出汁を買って食べ
たことがありますが、30分経ってもほとんど変わらない固腰には驚きました。
現在の5代目は大手企業で働いているところを呼び戻されて家を継いだ訳ですが、
そのうどん作りのこだわりは凄く、繁忙期に手伝いが踏んだ団子も必ず自身でチェック
して気に入らないと踏みなおすという徹底ぶりです。
他のうどん屋のように大将とお客さんの接点がないので、この辺りのこだわりは知ら
れていないと思いますが、やはり美味いものにはそれなりのちゃんとした理由がある
訳です。
固いだけじゃない須崎。もちもち麺が主流の現在でも、食べれば誰もが納得のうどん
です。
いりこ出汁の上杉と併せて、まさにさぬきうどんのルーツ、聖地と言えるでしょう。
定休日は水曜日で、営業時間は朝の9時から11時半まで。 この11時半は厳守
となってるのでご注意。 容赦はありません。\(^^;)
左側は食料品店の入り口、右側のうどんの方から入ります。 行列が出来ている場合
は行列に並び、奥まで進んだら熱いのか、冷たいのかと玉数を告げます。
釜玉を所望する場合は、【 熱いの一玉 】 と頼んで出てきたうどんに自分で卵を
割りいれて釜玉を作ります。 釜玉黄金比が希望の場合は2玉にします。
須崎は出汁はないので、基本は醤油で食べます。県外人の方は釜玉とか、かけうどん
と言って注文する人も居ますが、お店も慣れたもので、やさしく教えてくれます。
山越のように外には薬味が置いてないので、ここでネギや生姜を入れ醤油もかけます。
{^L^}は釜玉には生姜は入れない派です。
この醤油の量にご注意。 一まわしと言って軽くのの字を書くようにかます。
醤油をかけ過ぎると辛くてせっかくの須崎の麺の甘味が楽しめません。
まずは、冷たい醤油。
続いて、熱い醤油。
釜抜きでしかも、薬味を入れて外まで持っていって座る場所を探してもまだこの
切れるようなエッジに注目。
10年前のロケなので、今では営業時間や大将が変わってますが、さぬきうどん100選
の動画で予習してから行きましょう。・゚・。・゚・。・♪
過去の須崎食料品店 訪問記 :
4月20日
須崎食料品店
住所: 香川県三豊市高瀬町上麻3778 地図
電話 0875-74-6245
営業日 水曜日定休
営業時間 9:00~11:30頃 麺切れ早期終了有り