{＾L＾} が食べたもん

マーちゃんらーめん

高松市内でそこそこの年齢の人にはお馴染みのマーチャンです。　昔の
お店を知らない人にはただのおでん屋に思われているかも知れませんね。

今から10年ちょっと前に改装して綺麗になりましたが、昔は踏み切りの
隣と言うより、踏み切りの中にバラックのお店がありました。

隣のオーナーの家も開放されていて、民家の座敷のちゃぶ台で
ラーメンやおでんを食べると言う昭和マニア垂涎のお店でした。

初代のおばあちゃんがこれまた豪快な味付けをする人で、物資の不足し
ている時代に惜しげもなく良い素材と調味料を使うので、当時はぶっち
ぎりの美味しいラーメンでした。

もう50年以上やっていますが、故金子知事はここの大ファンで栗林公園
の出店の屋台にはよくお忍びでやって来ていました。

お店の中は柱もどこも真っ黒で年季の入った建物でしたが、どこもかし
こもピカピカに磨き上げられ、衛生面でもすばらしいお店だったです。

花園近辺の洪水による浸水や、花園踏み切りの事故で車が飛び込んで
来たりと話題にも事欠きません。（笑）

{＾L＾} が子供のの時分はまだ踏み切り手が居て、手動で遮断機を上げ
下げしていたのも記憶に残るところです。

そんなお気に入りのお店が改装してしまう時には寂しい気持ちで一杯
なのと、改装して綺麗なお店になった時に、お客さんが変わらずに来る
のか心配なところもありました。



心配をよそに新装になったお店は、時流をよく読んだ作りで、おでん
鍋を囲む、清潔なステン張りの大テーブルは座ると和みます。

昔の流れで座敷席も用意され、若干席数が減ったもののラーメンの生産
とバランスが取れてるので、待たされる事はありません。

ラーメンは短期的には、味が濃くなったり薄くなったりしますが、昔か
らの味を一貫して守りつづけています。　流れからいくと現在は濃い目
になっていると思います。

今回帰って写真を見てから気が付いたのですが、昆布の切れ端が入って
いませんでした。　でもここのスープにはギンギンに昆布が利いていて、
チャーシューの煮汁と共に深い味わいを出すのに一役かっています。

基本的には鶏がらの醤油ラーメンです。　スープは見た目と違いかなり
濃厚です。　すっきりとしていますが、飲みだすと止まらなくなるコク
があります。

麺の方は極普通の中華麺ですが、固め、柔らかめも選べます。{＾L＾}
はスープを飲むのが楽しみなので特に固めは頼みません。



もう一つ、このお店の売りは、豆腐のおでんです。　{＾L＾}が知って
いる限りでは、県内で一番美味しいと思います。　何時間も掛けて味
をつけてあるので、個数が限定です。　

豆腐は21時ぐらいまでにいかないと食べれない可能性大です。　おでん
は自分で取ってもＯＫですが、豆腐は店員さんに頼まないといけません。

客が取ってくずしてもダメなのと、からし以外にも豆腐にはスペシャル
のタレを掛けないといけないからでもあります。

おでんを取る場合は鍋に向かって左側から取ります。　右から新しい
タネを入れるので、左へ行くほど味がついています。



駐車場はお店の前と踏み切りの東側にあり、ちゃんとノンアルコール
ビールも置いてあります。（笑）

日曜日が休みで夜だけの営業ですが、途中で女将さんから三代目の息子
さんにバトンタッチして深夜2時まで営業と言うのも嬉しいですね。





10月14日の訪問記　動画もあり

中華そば　マーちゃん
住所: 　　香川県高松市花園町1-10-16 地図
電話 　 　087-834-4684
営業日　　日曜日のみ・第１・３月曜日定休　
営業時間　17：00～26：00（深夜2時）★コロナ禍は通常２３時、但し時短も有り。　　
　　　　　　豆腐は早めに！(20時には売り切れ必至）