{＾L＾} が食べたもん

瀬戸内料理屋　遊

このお店を小料理屋と呼ぶことはできない。　魚の目利きもよく煮物、揚げ物全てが割烹レベルだ。
値段は大体飲み代を入れずに3500円前後のはずなので、かなりお得だ。　ポケットマネーで食べに
来ている客が多いことからも分かる。　何度か来た事はあったがカウンターに並んだおばんざいを
頼むタイミングとか、一見ではなかなか落ち着かない事もあり、あまり得意な店ではなかった。

台風の中、ここで飲み会が開かれることになったのは、幹事が2次会は無理そうなのでコンパニオン
を呼んで1次会と2次会を同時にこなそうと言う苦心策だ。　まあコンパニオンを呼べる店と言うのも
女将がわがままを聞いてくれるからに他ならない。

ちょうどこの日は、某新聞社の論説委員の紹介で東京から男性雑誌の取材が入って撮影中だった。
どんな店として取り上げられるのか興味深い。出版されたら見てみよう。

女将が丹念に料理をするので、煮込みなどにファンが多いそうだが、この日の魚もなかなかの物
だった。　季節のマナガツオもしっかりとした身だったし、蛸もいいのを選んでいる。

お通しに出てきた、岡本町で取れたスイートコーンもとても甘くて美味しかった。　干物は女将が
19度に設定したクーラーの前でカマスを自分で干した物だ。

とくに気に入ったのは、古代米を使用したオニギリだ。　3種類の味噌をブレンドしたこだわりの
味噌汁とのバランスが絶妙だ。　聞いてみるとこのお店は冷汁も名物だそうで、どうりで味噌汁が
美味いわけだ。

デザートのスイカも美味しいので、夜須のスイカなの？　と聞いてみたら案の定、夜須産だった
今年はトマトも夜須が一番美味しかったそうだ。

まあ来ている客層も、神楽坂とか神田あたりのオシャレな親爺層で女将のイメージとはベストマッチ
なのだが、メタボ家で来るようなイメージではないな。　来る時は女房と子供は置いてこよう。


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住所: 香川県高松市内町6-3 地図
電話 　087-823-0377
営業日　　日曜・祝日定休　　　
営業時間　　17:00～23:00