{＾L＾} が食べたもん

長田うどん

今日は暑かったですね。　こんな日は水冷麺でも食べようと車で南へ向かっていると、ワイドショー
で銀座のカレーうどん革新ラボ が取り上げられてました。　

蓮見さんがTVに出てきて冷やしカレーうどんが人気だと解説してます。　　豆乳スープのカレー
うどんが美味しそう。　讃岐うどんも肉汁うどんや、鴨らーで東京に追従してると思ってたんですが
また一気に離されましたね。

やっぱりよしやさんのように、手捏ね、足踏み、手切り路線でないと讃岐うどんには勝ち目がないん
でしょうか？　＼(^^;) アセアセ

そんなことを思っていたら、急に釜揚げが食べたくなりました。　それも本格的なやつ。　
ここまで来たら、わら家に引返すのも勿体無いんで、まんのうの長田へ転進っ！



途中、数々の名店を素通りしながら初志貫徹でやって来ましたまんのうトライアングル。　流石に
大根劇場も今日は行列はありません。　




長田うどんもお昼を過ぎているので、閑散としてます。　この店内の感じ、どこかに似てると思ったら
神田の藪蕎麦ですね。　

レジで先払いで注文すると、食券ならぬ番号が書いた木札を渡されます。　テーブルで待っていると
付け出しの入った徳利とお猪口を持ってきてくれます。





ご存知のように、以前お家騒動があって本家と分家に分かれる際に一時、本家は休業してましたが
2002年の2月から再び営業してます。　

職人さんの多くが、長田in香の香へ移ったので本家は、以前に働いていた職人さんを呼び戻したり
して老舗の味を継承。　

その後うどん雀達は本家が美味いとか、分家が美味いとかにぎやかです。＼(^^;)

四国新聞のうどん遍路情報によると二代目の松永孝一郎氏は、出汁を現代風に改良したとか。

田尾さんがうどラジで話した情報によると、長田の出汁は郷土輩出の料理研究家、土居勝氏のアドバイス
によって生まれたそうです。　当時は圧倒的に飛びぬけて美味しく、NHKの宮田輝アナがその美味しさを
日本中にふれ回ったことが、さぬきうどんの第一次ブームに繋がったとか。

まんツー団団長によると、長田の出汁のモデルは琴平町のある食堂で考案されたものだそうです。
まあ琴平には丸尾醤油もあるし、そもそも日本中から金毘羅参りで人が集まる場所です。　中には蕎麦
職人や、各地の料理人も居たはず。　色んな要素が組み合わさってるのかも知れません。

さて{^L^}も満濃池へ釣りに行く際によく長田には通ったのでした。　当時の出汁は美味いのは美味かった
んですが、高松育ちの{^L^}には少し酸味が強過ぎました。　



そんな思い出にふけっていると、釜揚げ登場っ！　　昔と違って出汁の徳利にはハリガネが巻いてあって
傾けやすくなってます。　それでも県外の人はこの徳利を持ち上げて出汁をそそごうとする人がまだ
多いはずです。　徳利は持ち上げずに、テーブルに置いたままハリガネをもって傾けて猪口に出汁を
そそぎます。

テーブルに下ろした生姜が置いてあります。　自分で生姜をすり下ろす風情を楽しみたい方は、カウンター
に下ろし金と生姜が置いてあります。

出汁をちょっと飲んでみると、前ほどではないですがやはり酸味がありますね。　ややエグミを感じると
言うか鰹と昆布の香りが前より弱いように思います。　松永孝一郎氏の目指した現代風に改良と言うのは
県外人向けにマイルドを目指したのかも知れませんね。



うどんは現在の釜揚げの傾向から言うと少し柔らかいように思います。　これも固めに茹でるのは簡単
なので、そう言う方向性なんでしょう。　　釜揚げの麺の固さに関しては県外人の方が香川県民より
固めを好むように思うんですが。。。　


続いて冷やしうどんです。　釣りに行った時はこればかり食べてました。



冷たい出汁はサーバーで注ぎます。





やっぱり{^L^}は冷やしの方が好きですね。　出汁も冷たい方がバランスも良いし、香りも楽しめるように
思います。　麺の固さ、喉越しもほどよく美味いです。　猪口がうどんの太さに対して小さくて一度に
入れられるうどんが少なくて困ります。　一本のうどんが長いですからね。　



総合的に感じたのは、出汁もうどんも狙っているところと、現場のオペレーションが食い違っている
ような感じです。　麺の茹で時間とか、つけ出汁の湯煎時間とかでぐっと変ってくるように感じました。




長田うどん　　　四国新聞うどん遍路
住所: 　 香川県仲多度郡まんのう町吉野１２９０－１　地図
電話 　 　 0877-79-2171
営業日　　 木曜日、第3金曜日定休　　（祝日の場合営業）
営業時間　　１０：００～１７：３０